Random thoughts in Japanese. All optinions are my own.

2023/01/31 (Tue.)

  • あっという間に2023年の最初の1ヶ月が終わった。今月はACL、ICMLの締切を乗り越えながら3回も東京に行ったので割とヘトヘトである。気づいたらCOLTの締切までもうあまり時間がないので、さっさと書き上げなければならない。自分の研究をかなり早め早めからやっておいて本当によかった。本質的な主定理は去年の10月にはもう導いていた (2022/10/06)が、これだけ前もって研究を進めていなかったら間に合わなかったかもしれない。残りは証明の途中で適当に書いた議論を厳密にしつつ、図を作りつつ、そしてイントロを書く。今週末の東京出張の前までになんとかしたい。

2023/01/29 (Sun.)

  • 一泊二日で東京へ。今週末はバンド練と、先日 (2023/01/20)失敗したビザ申請のリベンジへ。今回は絶対にビザを取る。
  • バンド練を終えた後、一年ぶりくらいに高校の友達と3人で会った。友達に勧められた『羊の歌』(2022/12/10)の感想を伝えたくて待ちきれなくて、ついに成就できてよかった。

2023/01/27 (Fri.)

  • 肩の荷が下りて、すっきりとした気持ちで自分の原稿の図をTikZで悠長に作ったりした。時間的余裕があって気持ち良い。
  • 締切も無事に過ぎたということで、学生さんに対して指導的なメッセージを送ったりした。一応教員という立場だし、自分は論理的に未熟な原稿を未熟と認めざるを得ない段階で投稿して査読システムのリソースをいたずらに消費するのはシステム全体としてジリ貧で好ましくないことだと考えているので、もちろん学生の立場としてはフィードバックを受けたいという気持ちは理解しつつも、学生であっても一研究者である以上はコミュニティに対してリスペクトを払うべきであるという自分なりのポリシーを伝えた。本当は耳障りの良くないことはこちらだって言いたくはないけれども、ここで誰かが言わなければ社会的負債になってしまう。これを最大限誠実に伝えてもなおお互いにわかりあえないなら、運が悪かったと思うしかない。憎まれ役だって買って出る。これが28歳の自分が考える、あるべき教育者像だ。
  • 明日は久しぶりに何もせずにゆっくり休もう。明後日からの出張、学会、締切続きの残りの2週間に備えて。

2023/01/26 (Thu.)

  • 今日の夕方でICMLは終わり。これ以上は自分の手に負える範疇ではない。自分の限られた時間の中では最大限よくやったと思う。
  • ICMLの添削を終えて急いでスタジオに駆け込んでソロ練。最後に練習した週末にBPM260くらいまでメトロノームを強引に上げて少し練習したおかげか、BPM240くらいだと割と余裕をもって指が回るようになってきた。これならギリギリ今週末のバンド練でソロができるかもしれない。ライブまで2週間あるから、ここからニュアンスをつけていく練習をしていく時間的余裕がまだ少しだけある。当初は仕事も忙しい時期の中でかなり絶望的だったけれど、ここに来て希望が見え始めてきた。
  • 本当によく頑張った一週間だった。年始から共著論文を5本投稿したのが信じられない。まだあと一日あるけれど。自分の原稿執筆に戻れるのだろうか。あまり実感はわかない。

2023/01/24 (Tue.)

  • 添削があまりにも大変すぎて(論理構成を一から作り直すしかない)、つい音を上げそうになってしまう。自分の職位は本来学生指導の立場にないし、センターからも研究専念のお達しが出ているので学生指導から逃げたくなってしまうけれども、じゃあ仮に自分がここから逃げてしまうとどうなるかを考えると、碌な指導を受けることもできずにそのまま論文が投稿され、査読者に何度もリジェクトされて、最終的になんとか採択、その過程では論文の論理構成に対して根本的な指導を受けることはなく、結局学生の間に論理構成の能力を向上させることなく卒業してしまう。それは教育システムの怠慢なのではないか、とつい考えざるを得ない。教員はみな各々忙しいわけで、その中でも誰かが指導をしなければ学生が「不幸」になってしまう(しかも更に悪いことに「不幸」になっていることにすらも気づかない)。そんなことを考えていると、じゃあやっぱり自分がここで踏ん張るしかないのかなあと堂々巡りになって、戻ってきてしまう。
  • しかし、教育とは本当にどうあるべきなんだろうか。向上できる箇所があるとつい手取り足取り口出しして教えたくなってしまうし、一般的に多くの学生は改善すべき点を察知できない(察知できるなら既に指導の必要がないとも言える)ので、できるだけ「丁寧」な指導をしてしまいたくなる。けれども、それは学生が「指導」された内容を無批判的に受け入れてしまう態度を招かないか。教員は手取り足取り教えるのではなく、「後ろ姿を見せる」タイプの指導を目指すべきではないのか。少なくともその方が一人の人間としての教員の姿をありのままに、魅力的に伝えることにはなるのではないか。一体どうするのが正しいのか、自分が目指すべき方向性なのか。まだまだわからない。

2023/01/23 (Mon.)

  • 今週の締切を控えてまだ収束する気配がまったく見えない原稿を3本抱えているのは無謀すぎる。どうすればよいかただ途方に暮れているが、それでもやるしかない。
  • 学生さんの原稿添削をどこまで引き受けるべきか。そもそも自分自身の研究でもないし、どこまで親身になるのかも疑問だけれども、それでも学生さんの原稿の論理の穴をつめて段々と話が論理的に通るようになっていくという過程は悪くはないものだ。それが嫌いになりきれないから、ギリギリのところで胆力を保っていられるとも言える。
  • ああ、自分の原稿を書きたい。自分の原稿は年始には割と埋まっていたのに、原稿添削でどんどん時間がなくなっていく。

2023/01/22 (Sun.)

  • 一昨日は東京に日帰り、昨日は神戸に日帰り、そして今日は河原町で買い物をしてからスタジオ練を2時間。合間合間の時間で論文の修正をし続ける。我ながらによくこんなに頑張れていると思ってしまわずにはいられない。
  • My CentennialはBPM240で4コーラス吹けるか吹けないかの瀬戸際といったところ。暗譜は8割以上している気がするので、指はまあまあ回るようになってきた。本当にギリギリの日程で練習している。
  • 今週は大きな正念場だ。いつの間にかICMLの投稿予定論文が4本になってしまっている。ここさえ乗り切れば、、、来週以降もスタジオ練とCOLTの準備は引き続きやらなければならないけれども、幾分か楽になるはず。

2023/01/21 (Sat.)

  • Lee Ufanの個展で7年ぶり(!)の神戸に行き、それからこれも約5年ぶり(!?)に中村先生と会う一日。東京日帰りの翌日に神戸日帰りでなかなかハードだけれども、総じて言葉に出来ないくらい贅沢すぎる休日。
  • Lee Ufanは半年前くらいから国立新美術館の個展の話があったときから気にはなっていたのだけれども、兵庫県立美術館の巡回があるということで、「ならいっそ兵庫の方が絶対快適に見れるじゃん」ということで今日まで待っていた。結果は大正解。Lee Ufanの肉声による音声ガイド、「もの派」の芸術家たちが何を追い求めてきたのか、圧倒的な色彩感と「余白の芸術」、美術館のこの空間だからこそ感じられる五感全体を使った贅沢な体験だった。神戸のノスタルジーも相俟って、忙しい中でもわざわざ来てよかった。
  • 中村先生と最後に会ったのは、先生が科学の甲子園の引率で来ていた2018年(?)の埼玉で会ったときぶりだろうか。いつの間にか灘に転職していた(ドラマティックな)経緯も直接聞くことができ、自分も教員の端くれの立場になって改めて「教育とは何か」を熱く語った3時間半だった。自分は教育者の本当に下っ端も下っ端だけれども、教育者というのは想像以上に我が身の一挙手一投足が与える影響力が大きい。それが良い形で働くこともあり、当然悪い形で働くこともある。だからこそ、自分の行動ひとつひとつに慎重に、謙虚にならなければならない。これが教育者として求められている姿であろう。その上でどういう哲学を突き通すか、それは教員各々が個性を発揮する場である。個性を突き通すのもよし、学生ひとりひとりを丁寧にすくい上げるのもよし。その生き様を「こんな人もいるんだよ博物館」として「展示」する、それが高等教育の場として求められているひとつの姿なのかもしれない。自分はそう思った。
  • 仕事があまりにも立て込んでいる中、神戸の思い出補正も手伝って、とても良い息抜きができた一日だった。ACLの投稿も無事うまくいったらしい。こっちもこっちで、「プロの研究者」3人が揃うとここまで綿密な論理を構築できるものか、と我ながらに感心、そして勉強になる、貴重な共同研究だった。共著者の皆さまには感謝の念が絶えない。そうだ、自分はこういう体験を共有する瞬間を追い求めて今の仕事をしていたんだった。

2023/01/20 (Fri.)

  • まさか想定していなかった書類不足でビザの申請が受理されなかった。東京の大使館まで日帰りで来たというのに。書類リストにも書かれていなかったので理不尽としか言えなくて、大使館を追い出されてあまりにも腹立たしくて呆然としてしまい、麻布を当てもなく歩いていた。30分も歩いているうちになんとか落ち着いてきたが、徒労感が大きすぎて一体何をしに来たのかと考えてしまう。
  • 東京の日帰りの途中で研究室セミナーの発表もしないといけない過密スケジュールだった。Sanjeevのimplicit bias=mirror descent論文(2022/11/14)を紹介したのだが、前回の研究室セミナー (2022/07/11)以上に発表が下手だった。内容が相当にadvancedだったので仕方ないといえば仕方ないけれども、自分は聴衆の時間を無駄にする発表は悪だと思っているので、juniorな学生さんにはほとんど伝わらない話をしてしまって時間をだいぶ無駄にしたのではないかと気が気でない。凸解析の面白さを伝えたかったのに、それもうまくいったとは思えない。1時間弱の発表時間が内容に対して短すぎるのはそうなのだが、とはいえどももう少しうまく話せなかったものか。それとも、そもそも想定聴衆のレベルを最大限優先して話すトピックを決めるべきか。論文の結果を紹介するならするで、欲張って凸解析パートまで仔細に喋るべきではなかったのか。自分の話したいことをひたすら話しきって、敢えて聴衆を振り切るべきだったのか。いずれにしても先日のSOMAの講演 (2023/01/06)がうまくいってちょっと楽観的になっていたのはあるかもしれない。論文を書くにしてもプレゼンをするにしても、大前提として「僕は論文書きもプレゼンも下手くそだ」という気持ちで生きていき、毎度念入りな準備をするしかないだろう。
  • いずれにしても、学術的なプレゼンだのに表面的なことしか話さないのは嫌だという気持ちがなんとなくあって、どんなにテクニカルな話でもその根本となるアイデアだけは持って帰れるようなプレゼンをしたい、という気持ちがあったので、失敗したにはせよひとつの練習の場にはなったと捉えるしかない。自分の理想に近づくまでは道長し、だ。
  • そうこうしていると、まさか新たな原稿チェックが舞い込んできた。こんな消耗しているタイミングで。2023年の過酷な年始6週間(SOMAの講演からJJRSのライブまで)もまだ折り返し地点というのに、既にクタクタである。ここが自分の耐え得るスケジュール量の限界ラインに見える。

2023/01/19 (Thu.)

  • 隣人の、決して建設的でもない、本質的に必要のない悪口を内輪だけで叩いて自尊心を保とうとするのは本当に浅ましい。回り回って自分たちも周囲の人達から噂されていないかとびくびくしながら日々を過ごすことになってしまう。誰も幸せになっていない。この空気が本当に嫌だったというのが、できるだけ早く親元を離れたかった理由のうち大きな一つだったことを久しぶりに思い出した。なんでもっと楽しい話をしないのか、まるで理由がわからない。

2023/01/18 (Wed.)

  • 締切前の大詰め。向こう1週間で3本論文を投稿する予定のか?まだあまり信じられない。朝から論理構成を必死で考え直して、それを共著者と議論するのを繰り返して、だいぶ体力を使った。おかげで想定以上にキレイなストーリーが見えた気がする。ここまで貢献していれば相当仕事をしている方じゃないだろうか。大変だけれどもまだ楽しめている、と思う。
  • そんな中でも少しの空き時間に計算をしたら自分の研究の進捗も生まれた。リグレットの多項式下界が示せた。ロピタルの定理でシンプルに示せているのも良い。今回の研究はかなり筋が良いんじゃないか。ACLの締切を乗り越えたら原稿の続きを書く時間が少し生まれると信じて、書くのを楽しみにしている。

2023/01/17 (Tue.)

  • リッケルト『文化科学と自然科学』を読み終えた。90年前の本なので文体が古く(漢字も旧字体)、読むのには1ヶ月近くかかったが、収穫は多かった。一言でまとめるなら、一回性を持つ歴史学であってもある種メタ的な視点を持つことで科学として捉えることができる、ということになろうか。対象となる出来事が一回的であったとしても、可能世界の中でその出来事が起こった所以を記述する立場からは、自然科学的とも言える。この点に関しては、数ヶ月前に読んだグレゴリー・ベイトソン『精神と自然』で頻出していた「論理階型(logical typing)」に非常によく関連する。ベイトソンの本はやや書き方がカジュアルすぎて当初は好きではなかったが、こうやって振り返ってみると意外と芯を食ったことを述べていたのだなと思った。

2023/01/16 (Mon.)

  • (管)楽器を全力で練習するのは相当体力が要ることだと改めて思い知らされた。週末は短時間で相当集中してスタジオ練習していたので、両日とも夜には普段よりはるかに疲労困憊で、いつ寝落ちたのかもわからない。
  • 研究室の学生さんが持ってきた最適輸送ネタが面白い。自分の直近のq-エントロピーに関する研究 (2022/11/07)を、考案者の自分でさえも予期していなかった形で活用してくれた。アイデアと原稿はまだ荒削りなところもあるけれども、発想に関してはシンプルながら唸っている。こういうのは学生さんが周囲にいる環境の良いところだ。

2023/01/15 (Sun.)

  • 去年からずっと行きたいと思っていたアンディ・ウォーホル展、2月の終演を目前に控えても忙しさが全く減らない中でなんとか滑り込みで見に行けた。「どうせ岡本太郎展みたいに大混雑なんでしょ」(2022/09/25)とどこか冷ややかな自分もいたけれども、午前に行ったので思ったよりは人が多くなかったのと、アンディ・ウォーホルの「裏側」というか、彼がどのような視点で対象を見つめているのかが展示されているスケッチを通して見えてくる体験が頗る良かった。人間って想像以上にものを抽象的にしか見ていないんだろうな、ということを感じさせられる。
  • 昨日も今日も、週末なのでスタジオに連勤してMy Centennialのソロだけをひたすら練習。あわせて3時間、ほぼ休憩なしで吹き続けて、4コーラスをBPM230くらいでは吹けるかも?というところまで見えそうな気配。来週でBPM250で5コーラス通して吹けるように、再来週で暗譜、くらいのスケジュールでいけば本番に間に合うか。週4時間コンスタントに練習すればなんとか。

2023/01/13 (Fri.)

  • 今度のライブでMy Centennialのソロをやることになりそうなので、とりあえず4コーラスくらいコピーしつつ作った。昨日は1.5コーラスくらい練習してみて、とりあえずBPM200くらいだったら(つまづきながらも)ギリギリ指が回るかといったところ。今月中に必死で練習すればなんとかなるか、ならないか。リハビリ明けにやる曲とは思えないが、まあこういう機会でもないとやらないだろうし、一旦必死に練習することにする。
  • 朝から共著論文の修正をして、自分の論文を書いて、議論して、を繰り返す一日。一日中研究に没頭できるのがこんなにも楽しく充実感があるものとは。自分の論文も書きながら頭の中だけで証明とコンセプト化を行っていた中で曖昧な箇所が見つかって、それを明確にしていく過程で、どんどん面白くなっていく。締切をたくさん控えていて大変だけれども、とても良い一週間だった。

2023/01/12 (Thu.)

  • 1ヶ月半前 (2022/11/28)から空き時間で書いていた自分の研究の原稿の主要な定理と証明をすべて書ききった。微分可能性など細かいところはケアする余地はあるけれども、たぶん話は通っている。証明はシンプルながら面白い結果だと思う。後は核となるコンセプトの部分をいかに魅力的に書くか。例を計算したり見栄えのする図を作ったりするのにもう少し時間はかかるか。でも幸いにしてACLとICMLの締切が終わってからまだ2週間もCOLTの締切まで時間があるから、余裕はあると思う。一旦ACLとICMLに時間を振る段か。
  • 去年の卒業式のとき (2022/03/28)に高原さんにお勧めしてもらったリッケルト『文化科学と自然科学』を年末からゆっくりと読んでいるが、これぞ自分が読むべき本という確信が持てるほど良い本だ。高原さんには感謝してもしきれない。今読んでいる箇所で重要な論点が出ているので、忘れないうちにメモしたい。
  • リッケルトは一般的に言われる「法則定立的」vs.「個性記述的」科学の対立から自然科学と文化科学の違いに関して論じ始めているが、その区別が本質的でないと否定するに至る(p.127)。特に、歴史学にとってより本質的な困難は、そもそも学問が記述する対象を認識して概念構成を与えることであるにもかかわらず、認識それ自体が連続体としての対象を恣意的に不連続化してしまうことに他ならないため、認識は個性が想定される対象の完璧な模写であることはあり得ず、そのとき果たして個性は何に由来するのか、という点だ。

2023/01/11 (Wed.)

  • オフィスで普段は午前、昼、午後で3杯コーヒーを飲むのが習慣になってしまっているのだが、今日は朝に少し自宅で作業してから出かけたので、自宅でもコーヒーを飲んでつい全部で4杯飲んでしまった。飲みすぎやしないだろうか。
  • 友達のオンライントークを聞きに行ったけど、思っていたよりもかなり聴衆が少なかった。そもそもセミナーのオーガナイザーもほとんどいなかったし、運営はちゃんとなされているのだろうか。多少告知すればもう少し聴衆は集められそうなものだけれども。講演者に失礼だし、運営の余裕がないのならやらない方が良いけれども、どうしているのだろうか。

2023/01/10 (Tue.)

  • 大学には今日が今年初めて出勤。生産性が良い。休む分はしっかり休んだおかげだろうか。共著論文の論理構成を直して、自分の原稿を久しぶりに開いて書き進める。

2023/01/08 (Sun.)

  • 年始一発目の東京出張(1/4〜)終わり。新幹線で帰路についている。今回の出張は会っておかなければならない人とは会って、議論しておかないといけないことは議論して、そしてメインはSOMAの講演 (2023/01/06)で、さらに今日はバンド練も終えてから帰ってきているということで、たった5日で相当なパフォーマンスを発揮したと思う。ひたすらに自分を褒め称えたい。
  • 今回は滞在中は東急ステイ池袋に4泊した。上野に比べると相当リーズナブル(そもそも上野のホテルが高いのは納得できない)で、客室や浴室も快適、立地も駅を出てすぐだし、何よりもドラム式洗濯機がついているのが大きなポイント。池袋が特に安いように見える。東京出張で泊まってきた中では一番良い気がする。

2023/01/06 (Fri.)

  • SOMAの講演を終えた!年末に1週間かけて (2022/12/26)スライドを作っていたのだが、講演時間が2時間でとても大変だった。これくらいの時間枠の招待講演の依頼はSIG-FPAIぶり (2021/09/29)で、あのときは1時間の講演時間に全く間に合わせられなかったし、正直喋りも練習が足りていなくてあまり人様に見せられるものではなかったので、今回は枠も2時間ということで内心ハラハラしていた。今朝も突然不安になって(他にも仕事があるにもかかわらず)前半の1時間をホテルでシミュレートして平静を保とうとしていた。結果的には事前に自分の中で予防線を張っていたのもあって、前後半それぞれ1時間 + 30分のタイムマネジメントをほぼ完璧にこなすことができた。聴衆からの質疑も、終わった後のフィードバックや感想を聞いていても、最適化コミュニティの人たちにもかなり刺さる内容だった模様で、本当に達成感がある。ここ数年でトップレベルに良いプレゼンができた。
  • 講演が終わった後は、参加者と簡単に夕食をいただいてからそそくさと藤澤くんとのディスカッションへ(7月ぶり (2022/07/14))。半年前に比べても突然良いストーリーラインが見えてきて良い兆し。締切までは時間は多くないけれども、今回はいけるのではないかという気がなんとなくする。僕は1月は研究用にエフォートをかなり確保しているので、あと20日、良い論文に仕上げたい。
  • 全く誕生日感がないほどドタバタとした28歳だった。でも自分が良い仕事をしているという実感がある。こうやって自己フィードバックで達成感が得られるのであれば頑張れる。あと1ヶ月走り抜ける。

2023/01/05 (Thu.)

  • 今日は坂上さんを訪ねてほぼまる一日(6時間くらい)ディスカッションした。IBIS前 (2022/11/18)ぶり。考えていた問題設定がどうも難しいようで、関連研究もいくつかリストアップしながら眺めてみたのだけれども、実はマイナーに見えて問題を解くためにとても本質的かつ問題をかなり自明気味に近づけてしまっている仮定が本文の中でさらっと述べられていたり、やはりこの界隈の先人たちもどうやら相当に苦労しているようだというのが感じ取れた。課題は整理できたのだけれども、ここからどう進んでいくか。前回よりも暗中模索な状況になっているけれども、逆に言えばこうやってディスカッションしている時間は研究者の本領の発揮のしがいがある瞬間でもあるとポジティブに捉えることもできる。ここで問題の難しさに妥協することなくもうひと踏ん張りして、次の論文につなげたい。
  • ミーティング、ミーティング、翻訳のお仕事。そしてこれから論文のフィードバックを2件。怒涛の1月を乗り切れるか。年末年始を5日間しっかり休んだことで養った英気をいかんなく発揮することが求められている。

2023/01/04 (Wed.)

  • 帰国していた胡さんに会った。もう本当に3年半振りくらいじゃないだろうか。いつの間にかお互いPhDを取って次のキャリアに進む段階になっている。アメリカにいた間は基本的に見えるのは華々しく成果を挙げている様子だけだったけれども、聞いてみるとやはり思っていた以上に苦労することがあったらしくて、やはり北米のPhDを頭ごなしに称賛するのではなくて、薦めるにもそれなりの覚悟を持った上で薦める必要がある道だと再確認したり。次はいつ会うことになるだろう。自分が西海岸にいつか立ち寄ると言って数年が過ぎ去ってしまったので、そろそろ流石に折を見て西海岸に行きたいものだ。

2023/01/02 (Mon.)

  • 大丸や藤井大丸などを巡って、少し初売りを覗いてみた。実は初売りに行くのは初めてかもしれない。思い返すと例年は正月は家でのんびりと過ごしていることが多い気がするので、昨日今日の活動量はなかなかな気がしている。バスタオルなどが新調できたので成果は十分。

2023/01/01 (Sun.)

  • 新年まずは半年ぶりに神護寺に行ってきた。人がかなり少なくて快適な参拝だった。山頂の寺という意味でも本堂の雰囲気という意味でも長命寺 (2022/09/25)と似通ったものがある。そしてついに御朱印帳を買った。そろそろ良い御朱印帳があれば買いたいと思い続けていたけれども、どこかで踏ん切りをつけて買わないとずっと買わなさそうなのと、元旦に神護寺で買う御朱印帳というのはなかなか良いものじゃないかと思って買った。
  • 帰宅してぐうたらSNSを見ていると、年末年始らしく昔の知り合いが色々と更新しているわけだけれども、もう30手前になってくると(!)結婚を通り越して子供が産まれた報告がじわじわ増えている。僕はつい去年学生を卒業したばかりだし、今に至ってもかなり学生のような気分で生活しているところがあるから、気づくと隔世の感があって改めて実感のなさに驚く。別にそこまで仲の良かった人たちじゃないけれど、こうやってますます今後会いにくくなるんだろうなと思うと少し寂しく思わないでもない。