Random thoughts in Japanese. All optinions are my own.

2021/04/30 (Fri.)

  • 4月も終わり。疲れた。自分は何に追われているんだ。
  • 数日前よりはましになった。連休は何も考えないことにする。

2021/04/28 (Wed.)

  • 精神的な調子がひどく悪い。昨日と今日とほとんど何もできていない。全く気持ちが向かないので作業をするのを諦めた。少し早い連休ということにしておく。
  • WFHが1年続いているせいなのか、やる気が出ない時期の周期が短くなっている気がする。僕は診てもらったことがないからわからないけれど、もし医者にかかったら鬱病の診断はおりるんじゃないかという気もする。保健センターにかかることを考えたほうが良いかもしれない。

2021/04/26 (Mon.)

  • 今週末は前々から抑えていた東山のホテルに一泊した。近場のホテルに泊まるというのを一度やってみたかった。新緑の綺麗な東山を散歩して、昼までホテルでゆっくりとした時間を過ごせた。遠出の旅行はどうしても時間に追われてしまいがちなので、近場ならこうして心にゆとりを持った時間の使い方ができて贅沢だ。
  • 26の初夏、こんな思い出が残せたことの嬉しさを噛みしめるとともに、同じ時間はもう戻ってこないだろうという一抹の寂しさを感じる。数年もすればまた今の自分には想像もつかない生活をしているだろうし、いつまでこういう時間を過ごせるのかわからないからこそ、この時間を大切にしたい。
  • 週末に救われた。丸2日仕事から離れる時間が取れたことで、普段程度の作業する気持ちを取り戻せた。どんな失敗を犯したとしても、自分が仕事をする気持ちになるかどうかは自分の問題でしかない。

2021/04/23 (Fri.)

  • 2日かけて現状は確認した。本当にギリギリの崖っぷちでなんとかなるか、というレベルだろうか。今晩もう一度ミーティングをして確認をする。あまりにもカロリー消費量の多い仕事だ。
  • こういうことをやって、そして毎度精神的にダメージを負うのを繰り返していると、自分はやはり研究職には向かないのではないかと思ってしまった。しかし少しだけ冷静になると、これは結局職種いかんに関わらず矜持を持って自分の仕事を全うできるかどうか、という問題なのであって、研究職かどうかもさして関係ないだろうな、とも思った。結局は僕自身の精神的な弱さを克服する以外には道はないのだろう。
  • 今が金曜日の夕方であることに安堵する。週末で一度気分をリセットして持ち直したい。

2021/04/22 (Thu.)

  • プライベートで先行きが見えないというお世辞にも良いとは言えないタイミングの中で、仕事の方でも思わしくない連絡が舞い込んできた。全ては自分が蒔いた種なので何も言えないが、非常に精神的に負担が大きい。博士3年の初夏、どうすればよいのだろう。
  • 道すがら考えていたが、2年前には今悩んでいる問題の原因となるような過ち(というか行動)はまだ犯していないわけで、戻れるなら2年前に戻りたいのかもしれない。いや、そもそもこういう道筋を辿ってしまった自分の価値観に根本的な問題があるのかもしれない。そうなればもうどの道を進んだとていずれは似たような出来事に遭遇していたのではないか。
  • どうすればよいのだろう。諦めて、逃げて、引き換えすのは比較的簡単かもしれないけれど、そうすれば自分が歩んできた2年間の時間を捨ててしまうことになる。他に方法が見つからなければそうする以外に選択肢は残されていないのだけれども。

2021/04/20 (Tue.)

  • 一日中頭痛が治まらない。悩みが大きすぎるせいだ。
  • 周囲の人間からキャリアについて貰った意見を思い返したりすると、特にシニアの人になればなるほど基本的にポジショントーク色が強いなと感じた。こういった話はN=1で自分の経験に基づいた話しかできないのだから当然ではあるのだけれど。結局誰が何を言おうがこれは自分の人生で自分の経験を知っているのは自分だけなのだから。

2021/04/19 (Mon.)

  • 自分の考えがあまりにも浅薄だった。少なくとも半年前にはもう少し親と話しておくべきだったなあと痛烈に後悔するけれども、時間はもう巻き戻せない。既に座礁船の状態で、八方塞がりの状態な感じがある。向こう半年で話がつけられるのだろうか。心許がなさすぎる。

2021/04/17 (Sat.)

  • 1週間ほど忙しい日々が続いていたので、今日は久しぶりに落ち着いて本を読んだり惰眠を貪ってゆっくりできた。
  • 藤垣「科学者の社会的責任」を読み終えた。藤垣先生が4月から理事長に就任されたのを見かけて、半年ほど積んであったこの本を早く読まなければという義務感があった。RRIや公共空間論、リベラルアーツ教育についてコンパクトにまとまっていて良い内容だった。こういう話を耳にするたびに、自分はリベラルアーツ教育が真に目的にするところである視野広く自ら考える力を持てるようになったのが教養学部を出てからだいぶ時間が経ってからだった(今でもそういう力がきちんと持てているのかわからないが)し、特に周囲の主体的な友人たちを見ているとどうすればもっと早く自分で考える力をより早く身につけられたのだろうと思う。

2021/04/16 (Fri.)

  • AISTATSのラストセッションに参加し、研究室で同僚が考えていた問題に少し面白い示唆を与えて、自分の共同研究の進捗を少しだけ生やした。一日でこうやっていくつかトントンと進むととても嬉しいものだ。
  • 共同研究でAISTATSを挟んで前後2週間くらい悩んでいた問題、意外とこれで解けているのかもしれない。今まで全く別のアプローチで解決しようと思考を巡らせていたけれど、昼寝して起きたらどこからともなく非常に単純なアイデアが降ってきた。昼寝が偉大であることを再確認した。
  • 蓄積していたTODOが一旦消化できたような気がしていて、非常に気が晴れ晴れとしている。来週からはついに研究に本腰を入れ直すことができるのではないだろうか。

2021/04/15 (Thu.)

  • 書類やスライド仕事がなかなかこなせなく、またAISTATSの時間帯が不規則なのも相まって、よくわからないまま緩急なく作業を続けている日が数日続く。いま書いている書類が終われば一段落するし、AISTATSも明朝までなので、もうすぐ落ち着くと信じたい。いつもそう願っている気がするけれど。
  • 昨日はAISTATSのポスター会場で懇意にしてもらっている先生と今後のキャリアの雑談をしていたけれど、言うまでもなく今研究の時間が取れないようではどんなキャリアに進んだとしてもますます時間は減る一方なのは間違いない。いま一度真面目に自分のタイム・タスクマネジメントの問題点を洗い出したほうが良いように強く思う。

2021/04/14 (Wed.)

  • 今日からAISTATS。オンラインの国際学会でタイムゾーンがバラバラなので、アメリカ・ヨーロッパ・アジアでそれぞれ外の地域の人と交流しづらいのがもどかしい。一方でオンライン学会のクオリティは1年間の間に非常に向上していて、去年のAISTATSのようにチャットだけしか置かれていなくて何のインタラクションもない寂しい学会とは段違いに良くなっている。日本の知り合いと自然に落ち合って雑談したりもそうだけれど、ポスターを聞きに行って久しぶりにMathieu BlondelさんやJP Vertさんと話したりとか、初めてGergely Neuに会って色々と雑談したりとか、オフライン学会の雰囲気を少し味わうことができた。こうやって海の向こうの研究者と話すだけで、世界は広いなあ、まだまだ面白い研究はたくさんあるなあ、と思えてやる気が出てくる。

2021/04/13 (Tue.)

  • 今月からようやく人数制限のもとで研究室滞在が解禁されたので、初めて会う修士の学生と面と向かって喋ったりした。先学期はオンラインで研究の相談をしていた後輩がいたのだけれど、今日喋ってみれば科学哲学に対してかなりの造詣があって、非常にたくさんの面白そうな本を推薦してもらった。こういう雑談はオンラインだとなかなか生まれないので、久しぶりでとても嬉しい。二人で「計算機科学者こそもっと科学哲学に通暁するべきでは」といった話題で盛り上がったりなど、まさか博士の最終年度になっても後輩とこうやって和気藹々と雑談できるとは思ってもみなかった。

2021/04/11 (Sun.)

  • Webサイトを大幅更新した。3年前に自分のWebサイトをはじめて作ったときぶりだ。長いことデザインがあまりイケていないのが気になっていたので、ようやく更新できてスッキリした。
  • 今週末は親に今後のことについて報告ごとをしていたが、自分が頻繁に日頃からコミュニケーションを取っているわけではないので、少し齟齬が大きくて非常に疲れてしまった。卒業まではあと1年弱あるわけなので、少しずつ理解をしてもらうしかない。

2021/04/09 (Fri.)

  • はじめての内定が出た!1箇所目の研究所の応募は落ちていたので、とりあえず1箇所、自分が仕事をしたいと思えて、しかも京都にいけるポジションが確定したのはとても嬉しい。すべてメールベースでのやりとりなので実感は全然湧いていないけれど。これから引っ越しのことを考えたりすると心躍る。
  • 研究室に去年と比べるとだいぶ比較的自由に行けるようになったのは嬉しい。蔓延防止等重点措置が適用されるのでこれからどうなるかはわからないけれど。オフラインだと何気ない雑談が本当に自然に発生するのが、全くもってオンラインには代えがたい。今日ははじめて半年前に研究室に入ってきた留学生や学部生と対面した。オンラインでは何度か喋っていただけに違和感が大きい。

2021/04/08 (Thu.)

  • 計算量理論自主ゼミの最終回(前回)。今回はだいぶ前から気になっていた、agnostic learningの困難性を示した[FGRW12]で、僕が発表担当だったのだが、unique label coverだとかunique games conjectureだとかdictatorship testだとか、全く知らない概念が多くて1ヶ月以上解読するのに苦しめられていた。今は解放感に満ち溢れている。Take homeとしては、困難性の証明にdictatorship testを経由してlabel coverに帰着するという流れがある、あたりだろうか。
  • 特に今回の論文は非常に時間がかかったが、おかげさまで自分としては未知の領域の入り口を垣間見ることができて嬉しい。

2021/04/06 (Tue.)

  • 先日からお話をしていたスタートアップであっという間に最終面接まで進んでしまった。実は心のなかでは本当に行きたいかどうか微妙に迷っている節があったのだけれど、何度か面接を受けているうちにザイオンス効果というべきか、魅力をますます感じるようになってきた。アカデミアに理解がありつつ、社会問題への意識を持ちつつ、のバランス感はなかなかない。ここまで来ると最早どうやって就職先を選べばいいかわからないし、もう待遇の差とインスピレーションに頼って決断するしかなくなってきた。

2021/04/05 (Mon.)

  • 週末の終わりに、久方ぶりに某氏のパワハラ発言を目にしてしまった。ここ2年ほどは可能な限り関わりを持たないようにしていたけれど、どうしてもこの半年ほどは仕事上関わらざるを得ず、メール上のやりとりで僕が攻撃対象になったわけではないが、非常に威圧的で辛辣な発言をしていた。主張内容のいかんに関わらず、このような発言を許してよいはずがない。攻撃された側は精神的に大きな打撃を得るし、また周囲の人間も萎縮してしまい、健全で建設的なコミュニケーションの上に成り立つ信頼関係に基づいたチームが全くの仮構と化してしまう。学部生で初めて出会ったときからずっと感じ続けていたが、人間として最低限の良識を持っていれば起こりうるはずのない、言語道断、尊大不遜な態度としか言いようがないし、チーム内外の生産性と利益を大きく損なうであろう懸念を抱かざるを得ない。
  • 数年間累積してきたものもあってあまりにも頭に来てしまったので、(あくまで儀礼を欠かないように文面上は冷静になった上で)メールを出した。これで根本的に良くなるとは全く思っていないが、少なくとも僕たちは口のない人形ではないということは何度だって声を上げて主張していかなければならない。たとえ社会にどのような理不尽なことがあり得ようと、間違っていることに対しては誰かが間違っていると言わなければ現状は絶対に変わり得ない。

2021/04/03 (Sat.)

  • 今日はついに20km走れた。最後の2kmほどは本当にアキレス腱に乳酸が蓄積して直感的にこれ以上走れなさそうな気がしたので、ハーフマラソン目前にて断念。それでも初めて20km超えられたのは嬉しい。ランルートは上野、日本橋、皇居一周、永代橋、東陽町、錦糸町、蔵前の一周。

2021/04/02 (Fri.)

  • 査読ディスカッション、一ヶ月も前に読んだ論文なので何も覚えておらず、内容を思い出して、そして著者の心情に対して当たり障りのないようにコメントを書く社会性が求められて、非常に神経をすり減らしてしまう。昨年の査読を思い出すと気持ちが全く落ち着かず、昨日今日と結局ほぼすべての時間をこれに費やしてしまった。こうして研究の時間がなくなっていく。
  • まずい、本当に研究の時間がとれていない。やりたいことはたくさんあるのに気持ちに余裕がない。目の前の仕事を終わらせなければ。

2021/04/01 (Thu.)

  • D3に上がった。勿論実感は特にない。ここ1ヶ月読み会のために読んでいる論文が本当に理解できなくて最近はかなり悶々としている。
  • 知り合いがどんどんアカポスに就いていく時期だ。SNSを見ているとあの知り合いもこの知り合いも助教やポスドクになっている。企業就職した博士出の知り合いを見かけない。まあそれはSNSで好評しづらさゆえの観測バイアスも大きいと思うけれど。それにしてもこんなにも博士卒はアカデミアに進むものなのか。人それぞれ紆余曲折があるのかもしれないけれど、自分はそれなりに民間も考えているので、なんというか意外というか、少し奇異だなという気持ちを抱く。