Random thoughts in Japanese. All optinions are my own.

2020/06/30 (Tue.)

  • 自分が言い出しっぺなのに陽に人に仕事を振ることもせず、こっちからイニシアティブを取ってるっていうのに連絡に対して返事もせず、本当にどういうつもり。これだから一見有能そうに見えて自分のことしかしない人は嫌いだし、他人に期待するだけ無駄で自分で一から十までやるのがいちばん話が早いと思ってしまう。属人性なんて知るか。自分のいなくなった後のコミュニティがどうなろうと知ったことではない。
  • (もうひとりの自分の声「みんな自分のことで精一杯で周りの世話なんてできないし、鳥瞰的視点が持てる程度に余裕がある人間が黙ってコミュニティを動かすのが筋なのかもしれない、報われなさそうだけど仕方ない」)

2020/06/29 (Mon.)

  • 今日もほぼ何もやらずに時間だけ誤魔化して一日過ごしてしまったなあ。本当にやる気がおきない。10日近くこんな感じで続いている。5月から6月上旬が忙しすぎたがゆえの反動なのかな。

2020/06/26 (Fri.)

  • ぜんっぜん研究やる気がでない。先週の自分のやる気が嘘みたいで笑えるな。
  • まあ今は差し迫った締切もあるわけではないので、カフェや公園で本を読んでいました。こうしてると、逆に平日8時間自ら缶詰になって研究してるのがなんだか馬鹿らしく思える。
  • 本能が人を求めてる気がする。とにかく他愛もないことを喋りたい。

2020/06/25 (Thu.)

  • 3月下旬ぶりに大学に寄った足で散歩に出かけて、アテもなく隅田川周辺を3時間くらいぶらぶら歩いてた。物思いに耽る時間が必要だなと思ったので。歩きながらふと「就職したらこうやって突発的に散歩に行くこともできなくなるのか」と思って息苦しさを感じたりした。
  • 「役に立つとはどういうことか」「なぜ人間は人の役に立たなければいけないのか」みたいなことを考えていた。「役に立つ」自体の定義はたぶん難しくなくて、誰か他人に自分の仕事の価値を認めてもらうことだと言えると思う。じゃあなぜ人は役に立とうとするのかというと、仕事の対価として相手から金銭を収受したり感謝等の承認をされたりといったフィードバックを受ける必要があるからだと思う。これは社会的本能を満たしたり、生活を成立させる必要があるから。
  • 僕が鼻につくのはやたらと「人の役に立ちたい」と言う人で、社会的・経済的対価を欲しているのを「人の役に立つ」という綺麗事でカモフラージュするのに少し辟易とする。
  • 「無償で人の役に立ちたい」という考え方もあるかもしれない。先刻「役に立つ」動機付けとして対価を挙げたけれど、対価なしの「役に立つ」は有り得るのか。僕は有り得ないかなと思った。仮に何の報酬もなかったとしても、そこには「相手に仕事を与えた」という事実が残って対価の代わりになり、人によってはその無言の対価が報酬になる場合がある。早い話が自己承認欲求とか。対価や報酬はこういうふうに必ずしも仕事を受けた人から意識的に発せられるものでもないと思う。あるいは、目に見える・意識的に与えられた報酬を受け取らないかもしれない。こういう場合、本来欲していた報酬を別の報酬ですげかえることで自分の満足基準を騙す、自己欺瞞ではないかと思う。この献身性と欺瞞の間に自家撞着を感じてしまう。
  • 結局、自分の対価に対するセンサー、要求基準に嘘をつかないのが、生き方として正直かなと思った。ここが正直でない雰囲気がする人、無自覚でない人は、自分にとってどうにも近寄りづらさがあるのかなと思ったりした。
  • というわけで8km歩いた。気分転換にはなったと思う。

2020/06/24 (Wed.)

  • 某締切の直前で保留した損失のロバスト性に関する研究、あまり面白くない気がしてきたので、まだ本腰を入れて論文化する前に身を引くべきか?最近はstructured predictionとか強化学習とか、他の対象に興味が目移りしている。
  • 時間的には暇になったけど、やはり精神的に余裕がないのか、心の中に微妙なしこりがある感覚。そのせいか、夜とか論文を読むのをやめた後もなんとなく無味乾燥で、自分の時間の過ごし方の無意味さを考えてしまう。
  • とりあえず少しでも自己承認できるように、ここ数日は久しぶりに夜に本棚の小説を捲ったりしていた。何度か読んだ中村文則「遮光」をまた読んだ。今回読んで思ったのは、この人の内面描写は一見支離滅裂に見えるけど実はかなりリアルで、人間の頭の中をよぎる大量の「思考」とも呼べない前段階の「思念」のようなものが忠実に言語化されていると感じた。常人が言語化した言葉は他人に伝えることを目的としているために可能な限り理路整然に構成し直されるけど、「生の思念」はもっとカオティックだと思う。普段はそのレイヤーに目を向けないのであたかも人間は論理的な生き物であるかのように錯覚するけど、本来はもっと無秩序な内面を抱えているんだと思う。そうだとして、自分にとって中村文則の言語化は(小説という媒体故に誇張はあるものの)リアリティが感じられて、この言語化を行うために費やした時間と思考の量を想像すると尊敬の念が尽きない。
  • 自分の内面について考える時間が必要なのかもしれない。何がしたいのか、なぜそれがしたいのか。それは今後の人生を生きていくためでもあるし、自分の本質を自分で把握しておくためでもあるし。

2020/06/23 (Tue.)

  • 悩むなあ悩むなあ、もう少し自分の仕事が比較的目立ちそうな場所で踏ん張ってがんばるか、さっさと隠居するか。今朝のPFNのGreen 500のニュース見たらちょっと心動いちゃった。
  • 悩ましい理由はいろいろある。第一に精神的・肉体的体力が保つのか、それに「本質的」な仕事ができるのか、そもそも自分の仕事を目立たせるのは社会的承認を得る以上に意味のあることなのか。ポジティブな理由はワクワクするから(なんでだろ?)。理由がいまいち弱い。
  • 自分でずっと考えてても仕方なさそうだし、他の人にもっと話を聞いてもらいたい。それでどうにかなる気もあまりしないけど。

2020/06/22 (Mon.)

  • ハーバードに行った同期の論文がICMLに何本かあったので眺めてたら、なんと2月にUIUCに行ったときにちょっと喋った助教の人との共著だった。あのときに雑談してた話はこれだったのか。世間はなんと狭い。
  • 中身は強化学習におけるoff-policy evaluationで、テクニカルな難しさはdistribution shift、すなわちtrajectoryを集めたときのpolicyと評価対象のpolicyが異なること。そのためにBellman errorのロバスト最適化を行う。ちょっとdistributionally robust learningっぽい話。ロバスト最適化の妥当性はさておき、Markov decision processなので(s, a, r, s')がi.i.d.だと思えて、結果的にoff-policy Bellman error最小化がほとんど従来の教師付き学習とみなせる点が面白かった。僕でもここから強化学習にとっつけそうな糸口。まあ強化学習の人からしたら当たり前の事実かもしれないけど。
  • 某締切後というのもあって、週末に一気にcitationが9増えててちょっとびっくりした。Clayがちゃんと論文をいくつかciteしてくれてて嬉しい。TwitterでBenjaminも興味を示してくれたのも嬉しいし、やはり自分の論文に興味を持ってくれる人を増やすためには知り合いを増やしていくのがいちばん早いというのを改めて実感する。
  • 本当なら今年もいろいろ海外渡航してセミナーとかしたかったのに、こんな状況になってしまったのは残念。国際オンラインセミナーを自力で開く機運は有り得るだろうか。

2020/06/21 (Sun.)

  • 2日連続知り合いとひさしぶりにオフラインで飲むなどした。2日とも日を越えるまでやってしまったくらいには盛り上がったし、これくらい気を使わなくていい人たちがいるのは良いことです。
  • 教えてもらったシャブリ(白ワイン)と牡蠣の組み合わせがあまりにもマッチしていてすごかった。さながら欠けているパズルのピースがきれいにはまったよう。次からはシャブリなしでは牡蠣は食べられないかもしれない。
  • ここしばらく続いてきた論文投稿とかカメラレディとか諸々がなんとか一段落して、少しだけぼーっとできた休日。締切があると脳内のリソースが常時占有されている感じがあったので、それがなくなってメンタル的にようやくスッキリした。しばらくは締切っぽいものを入れないように、のんびりとしたい。

2020/06/18 (Thu.)

  • 研究に対するやる気が上がったり下がったり激しい。モチベーションの維持が苦手すぎる。こんなに自分の気持ちに振り回されるならいっそ何も考えないような仕事だけして生きていきたい。

2020/06/16 (Tue.)

  • あなすた読み会ではじめて発表した。あまりちゃんと準備できなかったので「統計のガチプロのみなさんごめんなさい、、」という気持ちで発表してしまったけど、限られた時間の中では精一杯やれた気がするな。今回のDuchiの論文は自分の研究・興味にかなり近い論文でいろいろなinsightも得られたけど、もっと他の論文も読んで見地を広げてみたい。あなすたの論文出しぶっ倒れそうだけど。
  • 今週はもう学会準備しかできないだろうからゆるゆるやるけど、来週くらいから研究に復帰したいな。損失関数のロバスト性についてもっと調べたいことがあるのでワクワク感はある。

2020/06/13 (Sat.)

  • ほぼ3ヶ月ぶりに友達と会って昼ごはんを食べたりした。お蕎麦とあんみつ美味しかったなあ(デブ活)
  • 東京の感染者数はなんとも煮え切らない感じで、果たして外に出て良いのかどうかよくわからない。街中の様子は昔のような混雑はないにはせよ、割と普通に人はいるなって感じだけど。
  • 休日にも作業してる人見ると正気なのか、、?という気持ちになるようになってきた。まあ人のことなんで別にいいんですけど。

2020/06/12 (Fri.)

  • 着々と作業ゲーをこなし続けて、少しずつTODOが減ってきた。週頭に比べてだいぶ気持ちが楽になってきた。
  • オンライン国際会議の準備ってやる気出ないんよな。オンサイトの国際会議ならその場にいる人たちに向けて反応を見ながら喋り方を変えたりとか、フィードバックを受け取ったりとかできるし、招待講演みたいに聴衆が絞られている状況ならそれ向けにちゃんとウケるように準備とかできるんだけど、誰が聞くともわからない(したぶんそんな聴衆もいない)オンラインの学会に向けて発表動画を用意する作業は割と虚無感が高い。モチベーションがなかなかわきません。
  • まあともかく動画を撮り終わって偉いのでビールを飲んできました。えらいぞ僕。

2020/06/11 (Thu.)

  • 梅雨入りかあ。じめっとしてやる気がでない。とりあえず作業ゲーをひたすらこなしているけど、研究みたいな生産的な活動はなかなかできないなあ。
  • ほんとなら先週はイタリア、来月はオーストリアに行っていたのか。全く実感がわかない。

2020/06/10 (Wed.)

  • なんとかAoS読み会のスライドを作り終えた、、、かなり低クオリティスライドだけど、もはや背に腹は代えられない。目の前の締切をぽんぽんこなしていかなければあっという間に手がつけられなくなってしまう。
  • 研究室のセミナーでMathieuさんの論文を発表した。発表が終わった後も興味を持ってくれた後輩から個別に連絡をもらったりとか、かなり嬉しい。誰にでも(新入生にでも)わかりやすくなるように毎度毎度かなり本気で作ってるので、こういうフィードバックが返ってくるのは本望です。

2020/06/08 (Mon.)

  • 生活と仕事、どうやってバランスを取るのが良いんだろう。生活を重視していると仕事に戻ってこれなくなっちゃう。生活の方を第一にしたいのでそれが避けられないのなら仕方ないけど、できれば仕事もそれなりにパフォーマンスを保っていたい。
  • なんで?研究するだけなら自分のペースで勝手にやってればいいけど、仕事上の人間関係がそれなりに大事だと思ってるから?人間関係を保ち続けるためには、最低でも人に遅れを取らないくらいのパフォーマンスを保って協調する必要がある。
  • 結局は生活にせよ、仕事にせよ、大切にしたいと思っているのは人間関係なのかもしれない。

2020/06/04 (Thu.)

  • 3月下旬ぶりに(!!)外で飲んだ。タップで飲むHazyのホップ感はやはりもうなんとも堪らない。
  • John Duchiの激ヤバあなすた論文を某セミナーで話すことになったので仔細を読み進めている。さすがにloss functionまわりは自分でもかなり造詣を深めた自負があるので大筋はさらっと読んで理解できる。うれしい。しかし、細かい凸解析の部分はテクニックが舞い踊っていて全く詰められず、さすがDuchiといった様相。。まあそんなに時間もないので、ハイレベルなアイデアだけつまみたいところ。

2020/06/03 (Wed.)

  • 突如締切が伸びてしまったけど、もうこれ以上推敲しても特に変わらないので、サブミットです。終わり終わり。
  • しかし思った以上にアメリカの暴動の状況がまずそうだなあ。世界情勢に暗い影が差し続けている。どうしても気持ちが落ち込んでしまう。

2020/06/02 (Tue.)

  • じわじわと忍び寄る梅雨の湿気。湿度が高いだけで何のやる気も起きなくなるのでおびえる。
  • 今回投稿する論文、いままでかつてないほど投稿直前でかなり自信度が高い。かなり面白い内容だと思うし、直前になっても十分に余裕があるので細かいライティングを無限に校正できている。どんどん質が向上しているのが体感できる。
  • 指導教員がICMLに11本、世界一、、、現状の三強であるところの米中加を差し置いて躍り出たのはインパクトがかなり大きそうだなあ。別に世界と競争して云々とかそういうやる気があるわけではないけど、米中加(仏)以外の論文って引用数見てても明らかに注目されてない感じがあって悲しい(正直みんなサーベイさぼってる)ので、国際的プレゼンスが上がってちゃんと正当に評価されるようになるのならそれに越したことはないなあ、くらいの気持ち。

2020/06/01 (Mon.)

  • ICMLの採択通知、今年はうちの研究室は結構通ったっぽい。特に博士の人の論文が結構通ってるのはいろいろな意味でめでたいこと。
  • しかしまあ、あっちを見てもこっちを見ても「スコア高かったのになんで落ちたんだーー」の阿鼻叫喚の声。僕が今まで投稿した/査読した論文は、落ちた論文も通った論文も予想外のものはなかったけど、世間のどこにそういう地獄が広がっているんだ。。そういう界隈を見てると、だんだんNeurIPSやICMLみたいなあまりに競争過多なカンファレンスからは身を引いて、もう少し落ち着いたコミュニティで着々とやっていきたいという気持ちが強くなる。