Random thoughts in Japanese. All optinions are my own.

2019/12/30 (Mon.)

  • 勧められてHopCatというバーに初めて行ってみた。Ashley'sよりもミシガンのより数多くのブリュワリーをカバーしていてとても良い。今日飲んだ中だとAvery Brewingが良かった。帰国までひたすら色々なミシガンビールを試して心残りがないようにして帰りたい。
  • 明日はひょっとするとバーで年越しする可能性があるので、今日のうちに今年のまとめをしておく。ブログ記事とか書いてTwitterとかに投げるのも考えたけど、文章を推敲するのが面倒だったのと、なんとなく色々な人に見られてしまうのに抵抗感があったので、ここでひっそりと済ませます。
  • 仕事:残念ながら主著が一本も出なかった。まあどちらかというと昨年後半が不振だったのが業績的に今年に響いているという感じがするが。一方で、卒論配属から3年少し、だいぶ自分の研究や興味の方向性が固まってきて、この(だいぶspecificで狭くはある)分野ではやっていけるかすかな自信が湧きつつあるし、少し世界と戦ってみたい(?)気持ちがある。地頭の良さではなかなか敵わないけど、アイデアの多様性だったら負けず劣らずだと自負できなくもない。手が遅いのもあって一筋縄ではいかないし辛いことも少なくないけど、理由のないワクワク感はある。
  • 趣味:周囲にだいぶ影響されてビールに傾倒しつつあるのが今年最大の変化か。おかげさまでHazyやBrut、とりわけStoutにハマりました。ビール趣味は旅行先の楽しみが一つ増えるので、とても良いですね。旅行先の趣味といえば、人生で初めての一眼レフを買いました。やはりスマホカメラとは比べ物にならないほど良く取れる。Canonの色に対する嘘つき具合がとても好きで気に入っています。大きな変化としては、普段だと見過ごしてしまうような街中の風景を鋭く目尻で捉えるようになったこと。別に自身の変化はなにもないけど、新しい風景が目に飛び込むようになってきて楽しいです。音楽面では、今年は大学生に上がってから初めてライブを一度もしない年になりました。まあ海外滞在が多かったりとかでなかなか都合を合わせるのが難しかったですね。その他としてはカフェ巡りと読書が結構来ています。今はアメリカにいるけど、台東区、特に蔵前周辺のカフェをもっと開拓したいと思っています。人が少なくて居心地が良い。
  • 私生活:修士の2年間、なぜか兄弟の世話をしたり家族と暮らしながら電車通学していたのを、博士進学を口実に強気でスパッとやめて一人暮らしに戻りました。経済面云々の話はなくはないですが、どうしても24歳になっても家族、とりわけ親と生活をともにするのはだいぶ厳しい。うちはどう考えても箱入り(??)だったので、大学に上がるタイミングで死ぬ気で親元を離れようとしたはずなのになぜ。。。一人暮らしに戻ってからは拘束が減って本当に気楽になった。親の立場から見たら薄情に見えなくもないのだろうけど、、20代後半に差し掛かろうとしているのに親元で暮らすのは気分が悪くなってしまう。。まあ親には一抹の申し訳無さもなくはないけど、さすがに自由にやらせていただきたい。。一方で、交際相手ができたのももう一つのかなり大きな変化。なかなか遠距離なのでこれも一筋縄ではいかないかなと思っていたけれど、おかげさまで想像以上に仲良くさせてもらっている。交際を始めてから本当に毎日が楽しくて、少しくらい大変なことがあっても別にいいやという気持ちになれる。交際相手は僕にはもったいないほど魅力的な人なので、末永く関係を大切にしていきたいと思っている。
  • 留学:学部出たら留学、修士出たら留学、と言い続けて結局留学せずにここまで来てしまったのだけど、色々なご縁があって博士一年目のこのタイミングでそこそこちゃんとした研究留学ができたのは良かった。何事も食わず嫌いは好まない性分なのでなんとか留学したいと思っていたので、収穫は大きかった。これで海外に対する未練を綺麗に断ち切れた。研究環境の面では日本より良いとは思うけど、生活環境まで含めたトレードオフで考えると出るモチベーションはないなと思った。一方で、滞在先での研究はかなり楽しくやらせてもらっている。日本にいたら得られないであろうインスピレーションもあった。まあ総合的に見ると、僕には短期でいろいろな場所をふらふら滞在する方が性分にあっていると思った。
  • 将来:順調にいけば長きにわたった学生生活もあと2年。博士の2年目は少しおとなしめに、国内を中心に細々と活動したい。見定めつつある研究の方向性を確固たるものにする一年にできたらと思う。その後は、しばらくはアカデミアないしそれに準ずる環境にいたいと思っている。依然悩んではいるけど、研究の興味がかなり純理論によってきたのと、この方向性でまだまだ理解したい・解き明かしたい理論が残っているのもあって、この知的好奇心を満たさないとスッキリしないという気持ちがある。待遇面でも研究面でも少々茨の道であることは自覚しているつもりだけど、たぶんこういう背伸びした挑戦は20代にしか許されないように思う。耐えられなくなったり好奇心が向かなくなるまでは、もう5年くらいこのまま突き進んでみたいと思う。
  • まとめ的な何か:年々感じるけど、今年はいつにも増して大切な人間関係に恵まれた年だと思う。人間関係に対してはドライな方だと思ってたけど、今年に関してはこれからもずっと大事にしていきたいと思える人たちが増えたなあとしみじみ。それと、この日記の存在を知っていてかつ定期的に読んでいただいている人(僕は二人しか知らないけど)には感謝の念が絶えません。推敲なしの駄文に付き合っていただきありがとうございました。来年もよろしく。

2019/12/29 (Sun.)

  • 知り合いに誘われて映画観たりウイスキー会呼んでもらったりなど。車運転できないので、こういうときは本当に知り合いに呼んでもらえることに感謝しかないですね、、、
  • ウイスキー、正直ほとんど違いを区別できる舌ではなかったのだけど、15種類くらいテイスティングさせてもらったおかげで少しだけ違いや好みがわかるようになってきた。個人的にはバーボンみたいな味強い系よりも、スコッチや日本みたいなピートの香りが強めでかつ舌触りがやさしめのウイスキーがよかった。銘柄としては宮城峡とかMonkey Shoulderとかがよかったですね。

2019/12/28 (Sat.)

  • 今日も今日とて図書館や研究室に籠って研究。完全に曜日感覚を失ってしまい、日記をつけるこのタイミングで初めて今日が土曜日であることを認識するなど。
  • ようやく必要十分条件っぽいものを導き出せた気がする。結局一週間くらい考えてたToland-Singer dualityは思い切って完全に放り出した。最後に鍵になったのはquasi-concavity。前作もラストピースはquasi-concavityだったし、かなりこの子に救われている気がしますね。あとはこのステートメントを厳密に書き下せば、このプロジェクトの材料は揃うんじゃないのかな。これなら年内に捻り出せそうな見通しがあるし、ようやく一息つけそうな予感がする。よかった、、
  • 今日がたぶん年内ジム納めだろうか。今月から再開して週3のペースはここまで崩さずに来たおかげか、去年ジムに通ってたときよりもちゃんと筋肉がついているように見える、、んですが、所詮自分の評価は甘々なので、帰国まで粛々と通い続けましょう。。

2019/12/27 (Fri.)

  • 郊外の公共図書館の設備がとても良かったので、年末はそこで過ごそうかな。ソファ席で電源完備、すぐ横にカフェがあって採光良好。平日ならバスで15分で着くので良い場所です。
  • Toland-Singer duality、すごく美しいのだけれど、問題がそこまで簡単になっていないのが難点なんだよな。。。ううむ、なんとかならないものか。

2019/12/26 (Thu.)

  • こうやって距離が離れてても楽しい日々を過ごせていて幸福感が高い。おかげさまです。
  • 街中のバスもまばらになってきたし、だんだんと曜日感覚も失われてきて、今日ははからずもほとんど研究しなかった。まあ冬休みだしこういう日があってもいいでしょう。特に書くこともないので、最近ぼんやり考えていたことを書きます。
  • 一昨日読み終えた「私の消滅」のネタバレを含みます:
    まあ、そういう意味でも筋トレは神ですね。
  • 大晦日前まではもうしばらく一踏ん張りしたいですね。明日からまたゆっくりと頑張りましょう。

2019/12/25 (Wed.)

  • クリスマスを海外で過ごしたのはたぶん初めてなのでナメてましたが、本当に街がゴーストタウンになりますね。辛うじて数軒レストランがあいてなくはなかったので、危うく餓死するところだった。。
  • Toland-Singer duality、すごく面白い。予期しない文脈で使えてしまってテクニカルに興味深いので、ちょっとこの結果をうまく論文に盛り込みたい。非凸損失関数の理解は学習理論界隈の未解決問題の一つだと思っているため、最近は非凸関数の解析に興味がある(凸解析マスターしてから出直せ、というツッコミはごもっとも)ので、これは結構使えるかも。この手のnon-convex dualityは他にもあるらしいので、暇なときに眺めよう。
  • はじめての国際郵便が届いた。100円くらいの切手を貼ってそのへんのポストに投函しておくだけで、10日くらいで海を越えて届くのってなんか改めてすごいなあ。

2019/12/24 (Tue.)

  • しばらく前に読んだ中村文則「私の消滅」を再読し終わった。本質的なネタバレをもう知ってしまっているので序盤の方はちょっと退屈だなと感じてしまったけど、この小説の本髄はプロット自体よりも自己同一性の哲学だと思う(タイトルからしてまさにそう)ので、中盤以降の関連描写は二度目でも胸元を締め付けられるような気持ちを抱えながら読み切った。加えて、こないだの「よるのふくらみ」にも少し共通して言えることだけど、前に読んだときから自分自身の内面にも変化がある(何とはいわないが)ので、それがより一層この2冊の読書体験を新鮮にしてくれたように思う。同じ小説でも読み手の変化に応じて異なる体験が得られるのは自明だけど、実体験として身に沁みた。しばらく自宅の本棚の本を再読していきたいと思う。
  • あと、改めて中村文則は天才だと思った。まだ3冊しか読んでないので、他の作品も早く読みたい。研究室の机にずっと放置している「教団X」を持ってくればよかったのに。
  • イヴ、ビビるほど飲食店が閉まっている。さて、食料の貯蔵はしていないのですが、明日は餓死せずに生き残れるのでしょうか。
  • 凸解析の道具(e.g. Fenchel conjugate、Toland-Singer dualitySion's minimax theorem、etc.)をゴリゴリ使っていたら、すごく惜しいところまで来た。けど、本質的に突破しなければいけない壁がまだ少し厚い感触がある。凸解析の勉強にはだいぶなったけど、あと一歩のところで解けなくてもどかしい。

2019/12/23 (Mon.)

  • 研究のラストピースが埋まらない。たぶん問題が本質的に難しい。非凸関数の解析が必要だから。でも一般の非凸関数に比べると性質はだいぶ良いと思う(difference of convexよりも良いはず)ので、凸解析のツールをうまく使いこなせば良い感じの条件が導けるんじゃないのか。非凸損失関数の理論はあからさまに難しいので研究者がみんな避けている感じがあるから、小さな一石でも投じれたらそれはかなり価値があると思うので、なんとか漕ぎ着けたいな。
  • ミシガン大学関係の日本人忘年会(その2)に誘われたので行ってくるなど。前回の忘年会から1滴たりともアルコールを経口摂取していなかったけれど、今日は日本の在留カードを見せたら身分確認が通ってしまったので、8日ぶりのビールをいただいた。アメリカに来てから一番長い禁酒期間です。まじかよ。2パイントさらっと飲み干せてしまったので、明らかに日本にいるときよりも酒量が増えている。酔いにくいのはまあ良いことだけど、ほどほどにしましょう。。

2019/12/22 (Sun.)

  • 暇なので(注:だからといって研究の進捗があるわけではない)、将来のことをぼんやりと考えたりするなど。直近ではやりたい研究テーマが結構無尽蔵にあって割とわくわくしていて、僕の手の遅さも鑑みると5年くらいは尽きることがない気がする。損失関数やロバスト性、評価関数などに関しては知りたいことが山ほどあるし、ツールとしての最適化や確率解析、最適輸送にも興味がある。なので、当面の間はこれらに関する興味が薄れるまで研究をしたいという気持ちはある。
  • 一方で、じゃあ職業研究者になることを考えると、必然的に自分の研究でどういう対価を生み出すのかを考える必要がある。本音は自分の好奇心を心ゆくまで満たしたいだけなのだけど、社会で生きていくためにはそうもいかないので。特に、目星をつけている企業研究所はいくつかあるけど、そうなってくると企業に対してどういう価値が提供できるのか、もしくは少し大きなスケールでどういう社会還元が有り得るのか、見つめ直さないといけない。考えているけど、まだ言語化できるほど明確な考えとしてまとまってはいない。

2019/12/21 (Sat.)

  • 学期終わった瞬間、本当に人が街から減ったな、、普段なら休日はパンクしてるスタバですら閑古鳥が鳴いている。まあおかげさまでお一人様で贅沢に空間を使えるので僕にとっては都合が良いのだけれども。
  • 気がついたら今年ももう10日を切っているな。クリスマスも結局こもることになって暇そうだし、年末まではしっかり研究しよ。

2019/12/20 (Fri.)

  • 今学期終わり。明日からはほとんどの大学の施設が閉まっちゃうので、カフェとかで細々と研究だろうか。
  • パスポートが手元を離れてしまったので、なんと禁酒5日目に突入しました。意外と乗り切れている。
  • こっちの同僚からすごい面白い共同研究を持ちかけられて相談に乗るなど。興味の的のど真ん中なのでぜひともやりたいのだけれど、いかんせん1月に締め切りが集中しすぎてしまうし厳しいだろうなあ。自分が現時点で把握しているだけでもたぶん3つあるし。こっちの学生とコラボして帰れたらそれ以上に大きい成果もないと思うのですごく悩ましい。
  • でもこうやって一芸がだんだん身についてくると人に頼ってもらえやすくなる気がしている。こんなホットな機械学習でも損失関数の学習理論なんて世界でもやってる人は数えられるくらいだし、文献把握度とか理解度は結構自信がある。2年近くも同じこと考え続けると結構遠くまで来ちゃうものかもしれない。
  • 慢心してないで進捗を生むのです。。。

2019/12/19 (Thu.)

  • 今日一日頑張って、なんかもう一息で定理っぽいのが生えそうなんだけどなあ。これ生えてくれるともう論文執筆スタートできると思うのだけど。うー、あとひと押し。
  • たぶん先週で試験期間が終了したらしく、今週は図書館もフードコートも閑古鳥気味。まあそれはどこの国の大学でもそうですよね。僕としては人が少し減って席の確保が容易になるので都合は良いのだけれど。
  • 11月上旬の日記読み返したらメンタルオワコンすぎて笑ってしまった。誰だよこいつ。
  • でも思い返すと、進捗が芳しく無くてミーティングに追い立てられて精神状況を悪くしてたなあ。定期ミーティングを挟むというのはそういうことだけれど、そういう弊害を避ける術は身につかなかったな。うまい形で相手に相談できると良いのだろうけど、滞在初期は少し相談しづらい研究テーマを考えていたので、そこらへんのテーマ設定をうまくしよう、という教訓と言い換えられるかもしれない。
  • 言い換えると、研究指導スタイルには放置タイプと世話焼きタイプがあって、前者は自力でかなりの段階まで持っていく必要がある一方で自分のペースでできる自由度があって、後者は面倒をしっかり見てもらえる分相手の興味に自由度が縛られる。まあどっちが良い悪いというわけでもない。
  • 頭の中には結構自分でexploreしたい新テーマがいくつかあるので、日本に帰ったらやっぱりしばらくは放置環境で自由気ままにやることにしたい。

2019/12/18 (Wed.)

  • 1ヶ月ぶりに氷点下10度を切った。前回ほどは雪は積もってないけど、氷点下10度切るとこれくらいが限界だなと思わされる。去年は氷点下30度を記録したそうですが。
  • 末端冷え性にはナッツ類などビタミンEが多い食べ物が良いと見かけたので、カシューナッツ買ってバリボリ食べてる。久々に思い出したけどカシューナッツ大好きだったな。

2019/12/17 (Tue.)

  • あまり安直に褒めないClayから「今のとこ良い感じの仕事になってて良いね」とメールが返ってきたのでとても嬉しい。僕も今のところまでの結果にはそこそこ満足している。今日はTeX起こしやってて研究進まなかったけど、週末のミーティングまでに何か生やしたいなあ。
  • 東京の自宅から持ってきた小説をかなりゆっくりなペースで再読してる。昨日は窪美澄「よるのふくらみ」を読み終わった。読書メーターによると1年半ぶりらしい。内容ほとんど忘れてて漠然と良かった印象だけあったのだけど、印象は間違ってなかった。主人公の生真面目で少し歪んだ、(僕にとっては)人間味のある人生観とか女性に対する接し方が、共感度が高い。僕自身の至らなさが直截的に投影されてる気がして、小説読みながら自分を客観視してるような気持ちになる。あと、作者本当に女性?と思わずにはいられないほど、男性目線の描写がリアル。圧巻でした。

2019/12/16 (Mon.)

  • 研究室の秋セメ締めくくりセミナーで、こっち来てからやってる研究の発表をするなど。同僚から面白いというフィードバックを結構もらえて嬉しい。まあネタの根幹はほとんどClayが思いついた話なので自分のコントリビューションはたかが知れてるけど、途中のconvex lossのimpossibilityあたりの話は筋肉ゴリ押しで錬成できた話なので少し嬉しい。研究者向けのプレゼンだったらかなりわかりやすく喋るスキルが身についたと感じる。
  • 論文書ける雰囲気まで早く持っていきたいけど、道半ば50%くらいでまだひと押し必要な感覚がある。今週中にもう少し定理をメキっと生やしたいけどうまくいくかな。

2019/12/15 (Sun.)

  • こないだの定理に必要な補題が示せた!凸関数の場合の平均値の定理みたいなやつ。まあRockafellarとかちゃんと読めば書いてなくもなさそうだけど、生憎僕は手元に持っていないので。。こういう正統派数学っぽい主張を研究で使うのは割と初めてなので、かなり嬉しい。しかし久しぶりにε-δとか使ったな。大学1年生ぶりじゃないのか。もう7年前か。。まじか、、
  • ミシガン大学にいる日本人界隈の忘年会に誘われて飲みに行ったりするなど。やたらとビールオタク揃いで、ビールを自宅醸造してる人もいた。アメリカだとかなりコモンな文化っぽくて笑える。ミードという、蜂蜜を発酵させたビールを初めて見かけたので飲んでみたのだけれど、嫌にならない甘さでかなり新鮮な味が楽しめた。しかし、ビールのクセしてABV19%もあってウケる。日本酒超え。いままで飲んできたビールの中で間違いなく最高度数だな、、
  • しかし久々に相当酔ったな。。純粋アルコール量を計算したら110mlだった。これは割と限界量っぽいので覚えておく。
  • 明日からビザセンターにパスポートを郵送しようかと思うので、ちょうど良い飲み納めになりました。当分は飲まなくていいや、という気持ちになっています。。

2019/12/13 (Fri.)

  • ひとつ、不可能性の定理を証明できた気がする。ようやくできた、、という感じ。今週の実質的な進捗はこれくらいですね。。けれど定理の結果は面白いと思うので、とても嬉しい。
  • まあもうちょっと細かいところは数学的にまだ詰める必要があるけど。劣微分の性質が結構面白いですね。たとえば、
    • 和の劣微分はMinkowski和
    • 劣微分の連鎖律も(ある程度の条件下で)成立
    • 劣微分はmonotone operator(凸関数における微分の単調非減少性の一般化)
    • 劣微分が0を含む点はglobal minimum
    などなど。本だけ買って本棚に突っ込んでるけど、やっぱり凸解析は一度ちゃんと腰を据えて体系的に勉強したいですね。次の春休みかな。計算量理論も勉強したいけど。
  • またAshely'sに来てしまった。ビール安すぎるんだよな。。今日はサワーを開拓したいと思っていたので、はじめてNew Holland Brewingのケルシュを飲んでみた。サワーエールやランビックに比べてあまり酸っぱくなくて、むしろフルーツの爽やかなテイストが香ってて悪くない。シードルほど炭酸が強いわけでもないし。これは割と良いですね。

2019/12/12 (Thu.)

  • 証明は思うようにうまくいかないものだなあ。具体的な成功事例はあるのだけれど、それを一般化するのがやはり難しい。来週のセミナーまでに発表資料も用意しなきゃだし、間に合うだろうか。
  • 初めて国際郵便を出してみた。切手貼ってポストに投函するだけで日本まで届くというのが信じられない。切手も1ドル強だし、これ本当に届くのかな。
  • ジムとパブを1日に繰り返す生活がだんだんと定着しつつある。まあ毎日夕方に何かしらの娯楽があると、多少の気分転換にはなるので良いですね。

2019/12/10 (Tue.)

  • 郊外の文房具屋に行きたかっただけなのに、バス乗り間違えて辺鄙なとこに出てしまった。しかも雪も降ってるしすごく心細い。
  • 通りがかったので、いつか行こうと思ってた近くのA2DCというブリュワリーに立ち寄った。英語が雑魚すぎるので、Distilled Companyって書いてあるのにクラフトビールを期待して入ってしまった。。「クラフトビール無いのか、、」と失意に溢れていたけど、バーテンダーのお姉さんにオススメしてもらったFox River Michigan Whiskeyというスコッチ風ウイスキーがとても美味しかったので結果オーライ。スモーキー加減だとこないだ本場エディンバラで飲んだウイスキーには勝てないのだけれど、それだけじゃない妙にノスタルジックな味が良かった。すみません、ボキャブラリーが足りないのでそれ以上表現できません。

2019/12/08 (Sun.)

  • ミシガン来てからClayと始めた新しいネタ、すごくいい感じの結果が出つつある。もういくつか一般ケースでの定理を示したら、publishは余裕でできる雰囲気になりそう。計算間違ってなければ。。
  • 折角ブリュワリーが豊富なミシガンにいるうちに、できるだけ開拓をする決意。ということで、下宿から3マイル以上あるブリュワリー(HOMES Brewery)を開拓しに来た。フードはアジアン系、ビールはサワー系と、すごく癖があって面白い。こっち来てから一番アジア飯に味も見た目も近いのを食べた気がする。ビールは流石に酸っぱくて苦手だったけど。
  • 初めてGoseを飲んだけど、これ考案した人間はアホなのか。だいたいビールになんで塩とコリアンダーを入れようと思うの。あまりにも味が飛びもの過ぎてビビった。当面は好きになれそうにない。いや、経験としては面白かったけど。
  • そういうわけで、昼間に散歩したのも含めて10km歩いたらしい。久しぶり。Ann Arborのダウンタウンからは今まで(いつも通ってるノースキャンパスに行くとき以外)一歩も出なかったけれど、こうやってぶらぶら歩いてみるととても良い気分転換になる。やっぱり散歩好き。まあダウンタウンを一歩踏み出るともう何もないんだけどさ。何もないけどぼーっとしながら歩くのは存外に悪くないです。

2019/12/07 (Sat.)

  • calibration functionの計算をしすぎたせいで、ランニングしながらでも暗算できるようになってきた。ランニングしながら研究です。
  • そういえば、今日はじめて路上でマリファナをナチュラルに吸ってる人を見かけてビビった。タバコかと思ったけど匂いが完全にマリファナだった。。なんかこういうのもアメリカ(というか諸外国)特有の雰囲気だなあという感じ。

2019/12/06 (Fri.)

  • 吉村昭『関東大震災』を読み終えた。最近文庫を読む周期じゃなかったので、久しぶりに一冊読了した。最初はノンフィクションで結構重くてしんどいと思ってたんだけど、大森房吉あたりのエピソードは読めば読むほど心を打たれる。別に叙述的でもなんでもないのに。ただ単に、事実として大森や今村が地震学者でいながらどれだけ人間味があったのか、それでいて地震学に対しての並々ならぬ矜持と信念があったのかが端的に伝わる記述だったので、それだけで気持ちが揺さぶられてしまった。今度は大森の良い伝記でもあれば読みたい。彼の矜持を見せつけられると、自分はいまの研究に対する向き合い方で良いのか本当に見つめ直させられてしまった。
  • 今日はふらふらと大学のカフェに昼ごはんを食べに行ったら日本人らしき人がいたので、なんとなく声をかけてみたら知り合いの知り合いだった。ウケる。2ヶ月弱いて、大学構内ではじめて日本人と出会った。

2019/12/05 (Thu.)

  • いい加減カナダビザセンターから返事が全く無いので、諦めてフライトをすべてキャンセルした。何がestimated: 14 days in USだよ、こちとら倍以上待ってるわ。行けないのはまだいいんだけど、大学側の出張キャンセル処理とか、執行されるはずだった予算が突然数十万円単位で余って処理方法を考えないといけなくなるとか、あと下手すると研究費は余ってるのに宿のキャンセル代を自腹切らないといけない可能性すらあるし、もうなんか乾いた笑い声しか出ないですね。
  • まあその代償として1週間の暇が生まれたのでゆっくり研究する時間がとれるというポジティブシンキング(しないとやってられない)
  • 怒り心頭だったけど、今日もジムでトレーニングしてきたら気が紛れた。やっぱり筋肉は最高。
  • あと、研究は大きく進捗した。気がする。いつもそういうフラグ立ててるけど、今回は本当に進捗した気がする。これフラグにしか見えんな。明日ゆっくりと検証し直そう。

2019/12/04 (Wed.)

  • 1日感謝のcalibration functionを1つ導出。ここ1周間は本当に平均してcalibration functionを1日あたり1つほど計算している。これくらい手を動かすと、計算の仕方だけじゃなくて直感みたいなのが養われてくる。気がする。
  • アメリカ全然関係ないけど、相鉄-JRの直通すごいな。羽沢横浜国大から武蔵小杉までの1駅間、ダイヤ見たけど平均して16-17分くらいかかるのか。首都圏で10分以上走り続ける区間ってほとんどなさそうだし乗ってみたさがある。まあ相鉄線方面なんて全く用事なさそう。

2019/12/03 (Tue.)

  • 1週間経つが時差ボケが治らない。思うに昔よりも体の調節機能が弱ってるよなあ。歳ですか。
  • 思い立ったが吉日ということで、大学のジムに入会した。御殿下よりも圧倒的に綺麗でマシン台数も多くていい環境。難点はオフィスから森の中を10分歩いていかなければいけないところ。
  • というわけでおよそ3ヶ月ぶりのランニング、1年ぶりのマシントレーニングをしました。トレーニング後は体がほかほかするし(外気温寒いのが気にならなくなる)、自己肯定感も上がるので最高ですね。やはり筋肉は我々を裏切らない。

2019/12/02 (Mon.)

  • 研究留学Advent Calendarを見ながら無限にわかりみを生やしている。ずっと同じラボに閉じこもってた分でてみると環境が相対化できたりとか、基本暇なので否が応でも研究する気持ちになることとか。
  • 滞在中まで論文まで持っていきたいけど、できるだろうか。まだもう一押し必要なんだよな。このフェーズが研究で一番楽しくてやり甲斐があるとわかっていつつ、早く目に見える形にしてしまいたいという焦燥感も少しありつつ。うまくいくのかいかないのかの瀬戸際に立たされてる、平均台の上でバランス取ってる、そんな感覚。

2019/12/01 (Sun.)

  • 惰眠を貪って、カフェで読書して、ちょっぴりだけ研究の進捗を生んで、ビールを飲む。こういうのんびりとした日が心を豊かにするんや。ああ、幸せ、、、
  • ミシガンで1ヶ月バーに通った結果、Bell's BreweryのIPAは神なのでは、という気持ちになりつつある。どれも外れない。いやまだ怖くてAmber Ale試してないんだけど。Ashley'sがハッピーアワー中4ドル/パイントでBell's Breweryのドラフトを飲ませてくれるので、開拓が捗ること捗ること。