Random thoughts in Japanese. All optinions are my own.

2019/09/30 (Mon.)

  • 研究室の先輩が海外某社のリサーチインターンの情報をまとめて後輩に共有してくれたのがとても有益で、ひょっとしたら僕のアメリカ渡航の情報もまとめておくと誰かの役に経ちそうな気がしてきたので、来たるべきときに書けるように書くべき細かそうな点をメモしておく。
    • 訪問先の決め方・アポの取り方
    • ビザの申請(特にアメリカJ-1ビザに関するDS-2019フォーム、SEVIS feeまわりについて)
    • 共同研究契約
    • 資金
    • フライト、下宿、保険、銀行口座、現地での手続き(これらはまだやってない)
  • アメリカ渡航の話自体は3ヶ月前から進めてきたけど、話の流れでそうなったときだけまわりに言ってたので、意外と研究室の人にもあまり言ってないことに最近気づいた。

2019/09/29 (Sun.)

  • 週末はふらっと京都に行って、ほぼ4年ぶりくらいに一乗寺界隈を散歩したりなどしました。若かりし日々は毎日ラーメンを食べていましたが、歳をとったので適当にカフェでまったりしたり雑貨屋さんの陳列棚を眺める方が性に合うようになってきました。界隈は生活するのに快適な人口密度で、普段都内の電車や車通りで若干辟易としつつある身にはなかなかどうして悪くない。
  • そして気がつけばあっという間に9月が終わろうとしている。さて、そろそろ切り替えてしばらく本気を出すか。

2019/09/27 (Fri.)

  • アメリカ大使館をつっついたらビザが発行された!今回は面接から34日。歴代がたしか28日、36日、60日だったと思うので、2番目に短かったですね。J-1ビザは初めてなので、勝手もなんとなくわかった。
  • 週明けからの10日くらいはなぜか論文の締め切りとプレゼン4件があるので・・・覚悟を決めています。
  • 加えて、ビザ待ちしていたのでいまからアメリカ滞在中の宿の確保と先方との最終調整、航空券の予約をやる必要がある。こいつマジでいつもギリギリで生きてんな。

2019/09/25 (Wed.)

  • 時差ボケもなく無事帰国・・・と思いきや、帰宅せずに某泊まり会合に参加しています。誰だよこんなアホみたいな日程組んだのは。
  • しかしまあ、最近はしあわせにいきている。しあわせにいきるのは目標の一つなので充実しております。
  • 微妙に近づきつつある論文の締め切りだけちょっと忘れたいけど、それすらも愛おしい。所詮、人生におけるスパイスみたいなものです(?)

2019/09/22 (Sun.)

  • ついに帰りのフライトまで24時間を切りました。わくわくどきどき。
  • リールのホストの人は気さくですごく親切な人です。メールの文面からわかってたけど。基本どこの馬の骨とも知れない極東の博士学生をここまで手厚くもてなしてくれる人は珍しいので、すごくほっとする。ありがてえ。人間的にこんなタイプの人になりたい。
  • このヨーロッパ渡航で、全体的にフランスのアカデミアの人たちにとても好印象を抱きました。良い人たちだし興味も近いので、将来的にも細々とコネクションを持ち続けられたら楽しそうだな。
  • 明日のお昼にINRIA Modal teamでセミナーをやってすべてのお仕事は終了です。いま見たらちゃんとinvited speakerにリストされてる。うおお、ちょっと緊張感でてきた。
  • お昼のセミナー終了後はリールからブリュッセル直行してそのまま夜のフライトに駆け込みます。相変わらず意味わかんねえスケジュールだな。というわけでこれがヨーロッパでの最後の更新なんじゃない。アデュー。

2019/09/21 (Sat.)

  • 昨日は懐かしい人たちと会って羽目を外しました。反省しております。。。
  • KernelのStoutとIPA、BrewdogのHazyあたりが良かったというように記憶には残っている。ああ、あの記憶のまま止めておけばよかったのだが。
  • あと3日後には日本に帰っていると考えるとだんだん涙が出そうになってくる。ヨーロッパで3週間ほどの滞在で、しかも異常日程のために3、4日に1回宿を転々していたのがつらすぎた。
  • 明日にはまたフランス(リール)に帰ります。もはや自分の旅程が自分ごとのように感じられない。
  • お茶漬け食べたいなあ・・・。

2019/09/18 (Wed.)

  • しんどさを感じるといろいろ考えてしまう。こういうのはしんどくないときには全く頭をよぎらないので、やはり書いて残しておいてみる。
  • その1:学祭分野協力のいかに難しいこと。脳神経科学との協力も以前非常な困難を感じたけど、もっとだいぶ近そうなロボティクスでさえも大きな壁を感じる。
    • なぜ難しいか。言葉が違う。好奇心の対象が違う。目的が違う。こういうのを相互理解しない限りは難しそう。こういうのは大人数で乗り越える壁ではなくて、数人ないし一人でしか乗り越えられない壁な気がする。人が多いと多いほど壁が分厚くなる感覚がある。集団の主張というのはそのサイズに対して指数関数的に強固になっていくから。
  • その2:純アカデミアで研究遂行を続けることは可能なのか。僕の現時点での感覚は困難。
    • なぜか。社会構造が原理的にアカデミアの組織運営を可能にしないから。
    • 大前提として、我々はお金がないとなにもできません。
    • お金はニーズのあるところに湧きます。この世の中は資本主義社会だから、等価交換が原則です。
    • ところが、純アカデミア的研究のほとんどは「こういうことができたら面白そう」「こういう現象・事実を解明したい」という好奇心に基づく知識・技術の創発と提供、すなわちシーズドリブンな営みです。そして、残念なことにシーズからはお金は湧いてこない。
    • 次善策として全体主義的構造を社会の中に導入することが試みられます。政府による公的資金の投入ですね。
    • しかし、公的資金であるがゆえに衆人環視の下に晒される。自由度がどうしても制限される。基本的にその資本に関わる人間が多ければ多いほど、リスクは最悪ケース評価です。
    • そのため、自由度を追求したがはずの純アカデミア環境で逆説的に自由度が制限されているのではないかというふうに思います。なお、わたしは企業研究に携わったことがないので、以上の意見には大きなバイアスが入っています。
  • 以上、酔っぱらいの戯言でした。本場のスコッチウイスキーよかったです。舌がバカなので、「うお〜〜〜超スモーキーだ〜〜〜」みたいな感じでテンション上がってました。

2019/09/17 (Tue.)

  • 消費したコミュ力は一朝一夕には戻らない(すでに今週分のコミュ力を使い果たしました)
  • NGDがnon-strictなquasi-convexに使えないのは、normalizationできないからですね。当然すぎた。
  • 普通のnon-strictなconvex functionにおけるGDの場合は、strictでなくてかつglobal minimaが存在したらplateau = global minimaなので、勾配が消失してももはや更新する必要がないので、strictなconvexじゃなくても収束性が証明できますね。まじで何で悩んでたんだ。
  • ちょっぴりget stuckだな、、と思ったけど、この駄文書きながらちょっと面白いアルゴリズムを思いついた。明日検証してみよう。寝ぼけているので戯言かもしれない。

2019/09/16 (Mon.)

  • 考えてる問題が無事quasi-convex optimizationに落ちました。quasi-convex optimizationは(証明読んでないけど)normalized gradient descentで収束性が保証されるんですね。シンプルだし、直感もいえてる。
  • ところが、収束性をいうためには厳密にはstrictly quasi-convexでなくてはならない(i.e., global minimum以外で勾配が消失しない)一方で、いまのところstrictなquasi-convexityには持ち込めない。もどかしい。
  • けれど、みなさんstrictly (strongly?) convexじゃなくてもgradient descent使いますよね。詳しくないけど、あれ収束性の保証できないんじゃないんですか?本当か?ちょっと明日確かめてみよう。
  • スコットランドに着きました。エディンバラの街並み、どこを切り取っても絵になってしまうので眼福。。いまのところパリのような治安の悪さも感じないし、流れている時間がおっとりしているし、クラフトビールは豊富でおいしいし、とても良いところです。
  • 明日からまた数日のあいだ発表続きになる。ここ踏ん張ったらほぼおしまいなのでがんばりましょう。

2019/09/15 (Sun.)

  • 査読が終わったら査読者とディスカッションできないのがもどかしい、、、この査読者と議論すればもっと良い内容になりそうなのに。
  • パリというのは不思議な街で、週末は日本での知り合いたちと会うなどしていた。住心地の決して良い街ではないけれど、人を惹き付ける魅力がやはりどこかしらある街であることは間違いないのだろうな。
  • パリの萌えポイントについてひとつ語らせてほしいんですが、パリの交差点はn差路(n ≥ 5)が多く、鋭角コーナーに鎮座する建物が非常にそそられる。この鋭角が45°を切っていれば非常にポイントが高く、鋭ければ鋭いほど最高です。
  • というわけで明日にはイギリスに飛びます。フランス滞在は様々な側面から非常に有意義だった。本日はLa Chouffeに再び巡り合うことができたので、もはやフランスで思い残すことはないです。明日の夕方からはスコットランドなので聖地巡りになりそう。果たして次の休肝日はいつなのでしょうか・・・。

2019/09/14 (Sat.)

  • ホテルで2時間くらい昼寝するとても優雅な休日を過ごした。こんなにビジネスホテルを満喫してる人そうそうおらんやろ。
  • quasi-convex functionのクラスってひょっとして結構大きい?考えてる問題がquasi-convex optimizationに落ちそうな予感がしてきた。
  • 人間おたがい話さないとわからないよね。つい勝手に察せる人はえらい、なんて思っちゃうけど、察するのって悪く言うと自己都合解釈だし、そのうち事故りそう。相手の立場を想像すること自体は大事だと思うけどね。
  • というわけで、やはり人間なのだから思ったこと、考えてることはきちんと言うのが大事だよね、と思ったのでした(自明)

2019/09/13 (Fri.)

  • 本日はGoogle Brain Franceにお邪魔しました。ストライキがあったので、宿泊先から片道2時間くらいかけて歩いていきました(そんなに時間がかかったのは主に途中でぱちぱち写真を撮っていたせい)
  • 先月くらいに最適輸送のゴッドと運良くアポがとれたので自分の研究紹介をちょっとして、さらに運の良いことに偶然学習理論の若手ゴッドにも謁見できました。
  • ゴッドは僕の話を5分も聞かないうちに提案法の弱点を突いてきてビビりました。これがゴッドたる所以。
  • さらにゴッドはゴッドなので、しがないPh.D.学生(わたし)が4ヶ月前に上げたばかりのプレプリントの存在まで把握されていた。自分の研究が知らぬ間に遠い海外の人たちの目に留まっていることがわかったときほど嬉しくなる瞬間はない。別に彼らが批判的な意見を持っていても一向にかまわなくて、やはり無関心・不可知に比べて少なくとも関心を持ってもらえているという事実はとても勇気がわく。
  • 彼らも近からず遠からずな方向の研究をやっていたり、やろうとしたりしているらしかったので、将来的に何かインタラクションが産み起こせるととてもよいなあ。
  • これでヨーロッパ滞在中の発表6件中3件を終えて折り返し地点に経ちました。来る直前は戦々恐々としていたし、どうせただのヨーロッパ旅行止まりだろうと穿って見ていたけど、やっぱりメール送って突撃してみるものだなあ。まさかこんなに自分にとって大きな経験になるとは思ってもみなかった。
  • そして、今日はなんとヨーロッパ到着後初の休肝日です!7日間皆勤でした(やば)

2019/09/12 (Thu.)

  • ベルリンでのワークショップは終えて、既にパリ入りして2日が経ちました。毎日情報量が多くてついつい数日書くのをサボってしまいましたが、新しい人たちと会って研究や人生の話を徒然なるままにするのは楽しいですね(コミュ力の限界)
  • ここ数日で面白かった話としては、ベルリンのテーゲル空港のセキュリティチェックで爆発物所持疑惑がかかって警察沙汰になった(幸いものの30分で解放された)こととか、明日のパリメトロで10年に一度の大規模ストライキが行われることとかですね。トラブルに巻き込まれやすい体質は相変わらずです。
  • 今日はINRIA Paris Saclayに行きました。指導教員からさんざ聞かされてはいたけど、まずパリ中心から最寄り駅(Lozère駅)までRER Bで40分くらいかかって、そこから20分ほどの登山の必要があるので、かなり体力使いますね。しかも登山がガチすぎる(目測で最急傾斜5、6°くらいあるのでは)。
  • そんなわけで、現地学生はパリ中心とかに住みがちみたいです。大学・研究所周辺は山の上で何もないので。こういう学研都市の過疎化ってどこの国でもあるんやなあという気持ちに(うっ・・・自分はけ**んなやつ*ばの話を決してしているわけでは・・・)
  • INRIAではParietal teamの学生の前でトークしました。Parietal teamは脳画像・信号処理をベースとしたデータ解析・機械学習の基盤研究をやっているチームで、そうした理論と応用の密連携ができるチームって良いなと思う。反面、たとえば理論研究してる学生だとテクニカルな相談相手が限られていまうという悩みはあるらしい(近くにÉcole polytechniqueやENSAEがあるけど、割と笑えないくらい建物が離れている、まるでつ*ばのようだ)。理想的な研究環境ってどうしたらいいんだろうね。
  • ともかく、みなさんとても熱心に話を聞いてくれて嬉しかった!極東のどこの馬の骨とも知れない学生の電撃訪問にもかかわらずお互いに交流できるというのは、アカデミアの一つの良いところなんじゃないだろうか。
  • フランスの研究事情も産学ともに様々な問題はあるようで、そういう話を聞いてると今後どうしていこうかなという気持ちになる。研究行為自体は好きなんだけど、どういう道を辿るのが社会をより良い方向に持っていくことができて、かつ自分の幸福度が高まるのだろう。たぶん博士の終わりが見える頃にも答えは出ないだろうなあ。
  • なんか今日はタイピングの調子が良いのでこれくらいにしたほうがいい気がするのだけれど、まとめるとフランスのLa Chouffeというエールは最高でした!重厚感があって度数も高めのブロンドエール。あまりビールのイメージのない国だから全く知らなかった。

2019/09/08 (Sun.)

  • 数日前からヨーロッパに着いております。最初の経由地であるベルギーは経って、既にベルリンにいる。
  • ベルギーではあまり日本で見かけないビールを試しました。個人的に良かったのはJulius Beer。ゴールデンエールというのかな、重厚感のある飲みごたえ、香りも引き立つ、良いビールでした。ラガー好きにもエール好きにも好まれそう。
  • あと、街中でまれに名前をみかけたLindemansという醸造所のビールも試そうと思ってみたらランビックばかりで少し日和ったんですが、隣のにいちゃんが勧めてくれたFramboiseというラズベリー風味のサワーエールをいただきました。これは酸っぱさが程よくて、ジュースのようにグビグビいけますね(廃人製造機)。
  • コンビニ入るとレフブロンドが1.4ユーロ(約160円)で置いてあってビビる。「水よりビールが安い」はガチ。
  • ベルリン到着後、晩飯取るために入ったバーでも、日本で最初に水が出てくるノリかのようにラガービールが出てきましたね。この人たち、本当に水よりビールの方をたくさん飲んでいるのでは。。
  • これから発表続きで不安しかないけど大丈夫かしら。1週間後にはコミュ力というコミュ力を搾り取られて抜け殻になったつつみの姿が想起される。

2019/09/05 (Thu.)

  • ありとあらゆる事務処理と論文添削が一気に重なってうわ〜となった一日でした。
  • 追い込み期は終わった後の解放感を想像しながらひたすら作業に打ち込むべしなのです。マラソンと同じ。
  • 有象無象の雑事を日本に残して明日からヨーロッパ!今年はトラブルが多くて、今回が今年でなんだかんだ初海外ですね。旅程が複雑すぎて、寝床も7回?変わるので、果たして最後まで到達できるのかしら。乞うご期待。

2019/09/04 (Wed.)

  • 論文は落ちたけど、こと僕のsubmissionに関して言えば査読者のコメントも建設的だったし的を得ていたので、自分で思ってた以上にポジティブ。
  • まあこれで新ネタをAISTATSに間に合わすのは物理的に無理だろうし、こっちのリバイズをするほうが時間的にも精神的にも余裕があるから、結果的に幸せな方向になったのではないか。怪我の功名?
  • あと、なんかtop 10%の査読者に選ばれたっぽい。そんなに頑張った気がしないんだけど、まあ選んでいただけるなら嬉しい。チケット列に並ばなくて済むので最高ですね。
  • 「いつか通るだろうしのんびりやろ」って気持ちを持てているので、結構精神的には余裕がある。のんびり博士課程をモットーに生きていくぞ。

2019/09/02 (Mon.)

  • 自己顕示欲的競争には一昔前と比べるとかなりモチベーションがなくなった。これは良いとも悪いとも思わない。
  • 競争の良い点: 人類全体の資産は競争によってのみ発展する / 認知度は仕事のしやすさに直結 / なんかかっこいいじゃん
  • 競争の悪い点: 個体としてのの幸福度が下がる / 競争によって導入される評価尺度はしばしば真のKPIと乖離する / なんかしんどいじゃん
  • いずれにせよ、一昔前に比べて休むのが上手になった(めちゃくちゃサボってる; コツは「別に成果でなくてもそのうちなんとかなるやろ」と思うことです)ため、精神的にはなかなか健康的です。ぼくはしあわせにいきていきたいです。

2019/09/01 (Sun.)

  • 1ヶ月以上悩み続けて念願の一眼カメラを買った!CanonのEOS Kiss M。
  • これで心おきなくヨーロッパ出張に行けるというもの。
  • 当分は節制生活をせねばならないが、できる気がしない。不要不急の飲み会をひたすら減らそう。
  • そういえば、この日記もゆるゆる1ヶ月続きました。果たしていつまで続くのでしょうか。