学習理論特論 (2026AS)
Note: This course will be given in Japanese for this semester.
概要
- 担当教員:包 含(bao.han [at] ism.ac.jp)
- 本講義の目標:凸解析を通じて機械学習理論について理解を深める
- Why? 凸解析は異なる数理に胚胎する共通構造を抽象化できる & 抽象的な高次元概念を理解するための有用なツール
- 前提とする知識:基礎的な線形代数と解析。例えば「連続性」「微分可能性」「凸性」「収束」等の定義に馴染みがあること。発展的な道具(例:下半連続性、凸共役等)に関しては講義中で扱う。
- 講義場所:今学期は遠方からの参加者が主なので Zoom にて予定(URL は受講者にメールで連絡)
- 成績:講義への出席(50%)+ 多少の課題(50%)
- 出席:下記のスケジュールで日程が合わない場合、スケジュール調整は応相談。あるいは学会等で欠席の場合は事前連絡すること(その場合は欠席扱いとしない)。
- 課題:期末までに理解を確認するための簡単な問題をアップロード予定。それほど難しい問題は出さないので、ぜひ適宜手を動かして計算してみてほしい。提出締切予定は2027年2月10日。提出方法は後日連絡する。
- 講義ノートは板書(オンラインの場合は iPad で)をベースとする。
- 講義中の質問を奨励する。質問すべきことを考えながら聞くと理解が促進されたり、何がわからないかが整理される。
スケジュール
火曜1限を基本とする。万が一変更になる場合は可及的速やかに日程調整連絡を行う。
| # |
日時 |
内容 |
講義ノート |
備考 |
| 1 |
10/15 (木) 10:45〜12:15 |
ガイダンス + 二値分類 |
note |
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| 2 |
10/20 (火) 9:00〜10:30 |
判別適合的損失 |
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| 3 |
10/27 (火) 9:00〜10:30 |
Proper scoring rules (1) |
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| 4 |
11/10 (火) 9:00〜10:30 |
Proper scoring rules (2) |
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| 5 |
11/17 (火) 9:00〜10:30 |
多値分類 |
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| 6 |
11/24 (火) 9:00〜10:30 |
凸解析入門 (1) |
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| 7 |
12/1 (火) 9:00〜10:30 |
凸解析入門 (2) |
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| 8 |
12/22 (火) 9:00〜10:30 |
Fenchel-Young 損失 (1) |
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| 9 |
1/5 (火) 9:00〜10:30 |
FY 損失 (2) +Structured prediction (1) |
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| 10 |
1/12 (火) 9:00〜10:30 |
Structured prediction (2) |
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| 11 |
1/19 (火) 9:00〜10:30 |
最適輸送 (1) |
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| 12 |
1/26 (火) 9:00〜10:30 |
最適輸送 (2) |
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参考文献
- R. Tyrell Rockafellar (1970). Convex Analysis. (Princeton Press): 古典。Part V "Differential Theory" の内容はしばしば参照する。
- Francis Bach (2024). Learning Theory from First Principles. (MIT Press): 現代版の学習理論の教科書。13章に判別適合的損失がまとまっている。
- Gabriel Peyré and Marco Cuturi (2019). Computational Optimal Transport. (Now Publishers): 最適輸送の教科書。2章〜4章に基礎的な定式化から正則化つき最適輸送までまとまっている。
- 福島 雅夫 (2001)『非線形最適化の基礎』(朝倉書店): 言わずと知れた和書の名著。2章〜3章は通読すると良い。
- 金森 敬文(2015)『統計的学習理論』(講談社): 和書で学習理論を概観するのに良い。2章に判別適合的損失がまとまっている。
- Bartlett, Jordan, and McAuliffe (2006). Convexity, Classification, and Risk Bounds. (JASA): 判別適合的損失の概念をもっとも広めた論文(註:初出論文ではない)。本講義では扱いきれないが、余剰誤差上界に現れる凸解析も美しい。
- Reid and Williamson (2010). Composite Binary Losses. (JMLR): Proper scoring rule を機械学習の観点から網羅的に議論した論文。Williamson は他にも長編大作を著しておりいずれも味わい深いが、この論文は相対的に短い(36ページ)ので手始めに読むのに良い。
- Blondel, Martins, and Niculae (2020). Learning with Fenchel-Young Losses. (JMLR): Fenchel-Young 損失の初出論文。本講義でできるだけその背後の思想を噛み砕いて説明する。