Random thoughts in Japanese. All optinions are my own.

2026/04/28 (Tue.)

  • パリへの移動中、14時間の機内、昼食後にすごくぐっすり寝たなと思ったら実は2時間しか寝ていなかった。残りの10時間強はずっと学生の論文を直したり、スライドを作ったり、Claude でコーディングとデバッグをし続けていた。機内 Wi-fi と Claude に追加課金したけれど、課金した分を精一杯有効に活用していると胸を張って言える。
  • 学生の論文はどれも技術的には面白いところまで来ているのだけれども、正直締切に間に合うのかはよくわからない。あと1週間だけれども、どこまで介入すべきか。今週ヨーロッパにいる以上は全力では時間を投入できないのと、学生自身が一番成長できる形でやりたいというのがあるので、悩ましい。どのみち僕自身の仕事をそれまでに終えて、できるだけ学生に時間を使えるように準備しておくくらいしかできない。
  • そんなわけで10か月ぶりのフランスである (2025/06/29)。ホテルでフランス語が通じる!勿論スタッフが喋っていることが 100% 聞き取れるわけではないけれど、朝ごはんの有無とか部屋を何時まで使っていいとか、それくらいで良いなら聞き直したりしながらコミュニケーションは取れるし、向こうのちょっとした冗談に付き合ったりもできた。
  • パリに到着即、先週京都で会ったフランス人と本当にパリで会った (2026/04/19)!先方が英語を話せるのかどうかは知らないけど、先月京都やアゼルバイジャンで会ったケベック人は英語でフォローしてもらいながら喋ってたのとは違って、今日はもう本当に2時間フランス語だけで喋りきったから、非常にしんどかった。英語のフォローが無いだけで、こんなにも意味が取れず通じないのかと痛感する。当然ながら会話である以上、フランス語で文脈をずっと理解しないと話が続かないし、その意味では僕のフランス語は本当にまだまだだと思い知らされる。自分の実力がだいたいどのあたりにあるのかが相対化されたのは良かったかもしれない。

2026/04/27 (Mon.)

  • 徒歩の移動時間にサーバの見積や事務処理のための電話をしながら移動したりしていた。学生の論文も修正しないといけないのだが、まとまった時間が取れていない。そんな中インターンの面接をしたりする。キャパシティが限られている中で本当に受け入れられるのだろうか。CS の教員って分野の研究のサイクルが速いのも相俟って、一人で研究室を全部回すなんてかなり無理に近いし、学生が4、5人になっただけでももう無理なんじゃないか。
  • こんな状況なのに明日既にパリへ飛ぶスケジュールになっている。一体どうするのか。

2026/04/26 (Sun.)

  • 週末は顔合わせだった。足掛け半年ほど準備を進めてきて何とか乗り切った。親もみな多かれ少なかれ緊張してはいたものの、恙無く終わって相手の家族の紹介が出来たので一安心した。会場は昔上賀茂の散歩をしていたときに通りがかった AIC 秋津洲を選定して、出来心でコース料理の後に蓬莱山をオーダーしてみたところ、会場スタッフが用意周到に準備をしてくれてケーキ入刀ならぬ蓬莱山入刀の手筈を整えてくれたので、図らずも式を挙げたかのような思い出になった。スタッフには頭が上がらない。
  • 今日は親の奈良旅行に付き合った。新緑と春風の気持ちいい日で、奈良公園を散歩するにはちょうど良い日だった。今週は天気があまり良くなかったので、週末の二日間は晴れ間が見えてよかった。しかし昨日も今日も終わってどっと疲れが押し寄せてきてもう体力は限界。しばらくは隠居したい気持ちもするものの、もう明後日にはモロッコ出張へ向かうことになる。

2026/04/24 (Fri.)

  • 学生とミーティングをして論文を必死に直していたら一週間があっという間に過ぎた。京都への帰路。当たり前に染み付いた毎週のごとくの新幹線往復生活も、実はもうそう長くないのだろうか。
  • シンガポールから呼んでいた学生も、これで滞在中に会うのは最後。昨日は立川駅前の暖簾の並んだ居酒屋に連れて行っておでんをご馳走した。総じて初めての日本・東京を僕が思っていた以上に楽しんでくれたようで(研究面も、生活面も)、呼んだ甲斐があったものだ。今日の最後のランチを食べながらなぜ CwR だとクラスラベルを1次元に埋め込めるのかをずっと議論していたのだが、結局重要なのは rejector を導入したことによって人工的に low-noise condition(あるいは最大クラス事後確率 0.5 以上)を実現することができて、このときは1次元確率変数の最頻値と中央値が一致するというのが重要な観察のようだ(分類問題は最頻値を求める問題に他ならないこと、また最頻値はそうではないが中央値は1次元で議論ができるという点に留意)。このとき、クラスラベルは任意の順序で1次元直線に並べて良くて、この点は順序回帰ともまた構造が違う。何の役に立つのかわからないけれど、確実に誰も考えたことがなかったであろう突飛な発想で、僕のほうが常々勉強させてもらってばかりいる。
  • 本来なら週末の顔合わせは一大イベントで気が気でないだろうに、あまりの多忙さで全く何も感じない。明日は明日の風が吹く。

2026/04/23 (Thu.)

  • 学生と議論して論文のイントロの構成を1時間で叩き直した。本人も修正内容について納得してくれたようで良かった。論文執筆の方法、パラグラフ構成などの極意って、結局口伝しかないし、自分の文章にメスが入れられて初めて気づくもので、こればかりは自分で書いて書いて直されないと全く身にならないものだから、LLM 全盛時代でも有意味な教育だと思っている。人間が文章を読むという営みがこの先変わらず続いていくことを真に信じ抜くことができるのならば。
  • 出来心で今月頭頃にはじめたロシア語の Duolingo、まだ全く何もわからないけれど面白さはある。実は be 動詞に相当する単語がなさそうとか、冠詞がないとか、一方で謎の格変化を起こして意味が付加されていそうとか。これを見ると英語とフランス語なんてほぼ同じに見える。そしてロシア語を10分くらいやってフランス語に戻ると、かなり意味が頭に入ってくるのを体験出来るので、反対にフランス語の理解力が進歩していることを相対的に感じられる。

2026/04/22 (Wed.)

  • 次の講義はゴールデンウィーク後になるので、講義の練習問題を作ってアップロードした。自分ながら意外に真面目に講義をやっている。これ、昔は非常勤の集中講義に誘われたときに断ったりしたけれど、次はそのまま流用できるからやっても良いかもしれない。ただ相当に数学に馴染みのある大学院生相手じゃないとこの内容は講義できないけれど。

2026/04/21 (Tue.)

  • 2回目の講義を終えた。進行速度はやはり90分で4.5ページほどといったところ。過去の経験と同じ。もう少しスピードを上げても良いけど、学生が理解したかどうかを顔から判断すると、たぶんいまくらいのスピードでも良い。2回終えるとだいぶ心理的には慣れてきた。
  • 久しぶりの funny meal (2024/12/26)。当時お世話になっていた人たちが40代に突入していて(!)驚いたが、僕自身も30代に突入しているのだから当たり前でもある。時間の流れは早い。歳を重ねてお互い国際関係が非常に気になるような業界にいるのも相俟って、日本が今後10年でどういう立ち位置を取るべきなのか、そしてトップダウンではなくてボトムアップに国際関係を築くにはどうすべきか、産学の異なる立場から多くの意見交換をした。昨日の飲み会でもそうだったけれど、日本は決して過度に悲観するほど経済的・国際的に悪い状況にあるわけではないとは思っていて、一方で野放しにしていたら国際情勢の渦に飲み込まれて藻屑になるのも間違いないだろうから、いまのポジションをどう効果的に活かして生存すべきか、というのは民間で常に考え続けなければならない。

2026/04/20 (Mon.)

  • 明日講義だと考えるとやや気が重い。90分話すというのは結構な重さの責任を感じざるを得ない。明日の講義内容はまだまだそれほど難なく喋れる内容ではあろうものの、しかしやはり上手く喋れるかどうかはよくわからず、得も言われぬ不安が残る。仕方ないこととは言え、今学期はあと3か月、この不安に付きまとわれながら過ごすしかないのだろう。まだ5、6回分の講義資料も出来ていないし。

2026/04/19 (Sun.)

  • 七條甘春堂、国立博物館、ペストリーブティック(ハイアットのケーキ屋)に行った。三十三間堂のエリアで、降り立ったのはひょっとしたら中学生の修学旅行のとき以来かもしれない。自宅から真反対の方向にあるからなかなか来る機会がなかったけれど、引っ越すとなると行っておかないといけない義務感が芽生えてきてついぞ来た。特にペストリーブティックのケーキのレベルが非常に高くて良かった。
  • 甘春堂で隣にフランス語を喋っていた年配目の夫婦がいたので、帰り際に少しお話をした。パリから来たらしく、一ヶ月の間日本をくまなく旅行していたそう。萩や尾道、長崎など、外国人観光客としてはかなりニッチな場所にも行っていたらしい。僕の今度の出張中のパリのトランジットとタイミングが合いそうで、もしかしたら来週パリでディナーをするかもしれないことになった。和菓子屋の中なのであまり声量も出せないのもあって緊張して、普段よりはうまくフランス語が口をついて出てこなかったのが悔やしい(disponible が咄嗟に出てこなかったり、moi aussi を moi non plus に言い間違えたのが特に悔やまれる)。しかしこうやって間違いの機会を重ねなければ上達は絶対しない。

2026/04/18 (Sat.)

  • 美容院に行った。4年間お世話になったが、たぶん次はもう引っ越しているから行けないだろう。学生のうちは美容院代は出来るだけケチっていたし、別に何のこだわりもなかったが、社会人になって初めての美容院だったことも関係したのか、居心地が良くて腕もいい美容師さんで、二月に一回ほどうたた寝しながら髪を整えてもらう時間は多忙な日々の中のささやかな休憩時間のようなものだった。次第に4年強住んだ京都を離れることへの実感と名残惜しさが押し寄せてくる。実家を出てから一箇所に一番長く住んだ計算ではあるが、淋しいものは淋しいのだ。
  • 高速道路教習に行ってきた。思っていたよりはそれほど難なく終えて戻ってきた。高速道路もそうだけれど、むしろその行き帰りに走ったことのない一般道の経路を自分で選びながら走るのを通じて、だいぶ運転にも慣れてきたのかなと思えるようになってきた。3か月前に入校したときは路上での運転なんて遠い未来のことにしか思えなかったのを思い返すと、本当にわからないものだ。

2026/04/17 (Fri.)

  • 今年の学会の運営会議の初回に参加したけれども、不安要素の多い会議だった。議長が議題を全然まとめずに来ていて、会議の目標が見えない。翻訳のときに(なぜか)僕が取りまとめをやっていたとき (2022/12/21)、僕もそんなにうまく取りまとめ出来ていたとは思わないけれど、流石に準備不足、全体的な進行の粗、それに雰囲気でやりすぎている。多忙な人たちを10人強集めているんだからもうちょっと考えてほしい。昨年声がかかったときは安請け合いしてしまったが、委員長の性質を考えると断っても良かった。
  • ようやく自分の研究に帰ってきた。不採択論文の改善なのでどうしても腰が重い。Claude に頼りながら実験の設定を整理し始めた。自分一人でどうにかするときよりも腰を上げるための位置エネルギーが低くなったのは、LLM の一つの大きな効用かもしれない。

2026/04/16 (Thu.)

  • 今日も学生のミーティングを3件。その隙間にメールと予算仕事。全くもって目まぐるしい。幸いにして学生の研究がいずれも詰めのフェーズで面白いところに来ているので、ミーティングの間は研究に専念できる。しかし未だに口先だけ動かして自分で手を動かさない共同研究に居心地の悪さを感じる。が、今後は残念ながらどんどん増えていくのだろう。折り合いをゆっくりとつけていくしかない。

2026/04/15 (Wed.)

  • ミーティング3連続にセミナー。ちょっと流石に目が回るな。ホテルに帰ってきてフランス語のレッスンを詰め込んだあと、残った時間で力を振り絞って講義資料の準備を続ける。まああと1か月、締切越えるまでは耐え忍ぶしかないか。

2026/04/14 (Tue.)

  • 初回講義を乗り切った。喉は枯れたが、初回を終えたという安心感は大きい。75分で講義ノート4ページ進んだ。やはり1ページあたり20分くらいだろう。ここから先どれくらい受講生に興味を持ってもらえるか。個人的には講義資料を作る過程で今日も essential smoothness と essential strict convexity の双対性を再整理するなど、非常に勉強になっている。この面白さを少しでも伝えきりたい。

2026/04/13 (Mon.)

  • 10日ぶりくらいにミーティングのない日だったので、これも1週間ぶりくらいに集中して講義資料を6ページほど作った。これで半セメスター分は優に超えているが、まだ裁定でも4、5回分くらいの講義資料が必要。今週でなんとか2講義分くらい作れないかな。

2026/04/12 (Sun.)

  • 教習所に通ってエリアチェア業務をやっていたら休日がほとんど終わった。なかなか時間が足りない。まあ教習所が思ったより時間がかかっているから仕方ない。これだけ自宅から近いから往復の時間が節約できていると思えばまだマシ。仕事のスループットをもっと上げられないかと思うけれども。

2026/04/11 (Sat.)

  • 積んでいた NeurIPS2025 の論文を読み切った。79本。

2026/04/09 (Thu.)

  • ミーティングの隙間時間を縫って、リバッタルを改稿して改稿して改稿した。出来ることはすべてやり切った。学生がリバッタルに対して全力で手加減無しで臨んでいるのを見ると、僕ももっと本気になって自分の研究の良さを推さなければならないなと思わされた。中には手厳しいコメントも貰っているものの、査読者全員が取り組んでいる問題の面白さと証明の綺麗さを褒めてくれているので、それは本当に良かった。あとは天に祈るのみ。三年目の正直となるか。色々と負け越しているので、今度こそうまく行ってほしい。
  • 今日も一日で三件もの研究ディスカッション。もうどれもが面白くて、本当に研究者冥利に尽きる。学生の研究も良い感じに進んできていて、勿論まだ越えなければいけない壁はあるけれども、研究テーマ探しからは抜け出せた。この壁は大変ではあるものの、立ち向かい甲斐のある壁であることには違いない。彼らが楽しんでくれることを期待して。

2026/04/08 (Wed.)

  • またある研究者賞が通らなかった。これでおよそ一年ほどで三連敗か。研究費が連戦連勝なのが本当にありがたくて、それに比べると賞は受賞できなくても研究は出来てしまうから本腰がなかなか入らないのもあるけれど、ここまで連敗になるとちょっとショックだし、推薦枠を作ってくれた人に申し訳ない。何かやり方を変えないといけないのかな。
  • 年一の所内の懇親会だった。二次会まで行って、所内の事務員の人間関係模様の話をいろいろと聞いた。まあ僕自身巻き込まれているので完全に自分ごとでもあるし、それにしても思った以上にドロドロとしていた。なんでお互いにうまく人間関係をやれないのかと思う。言い方は悪いが「学級会」とさして変わらない。もう小学生や中学生も育てているような大の大人たちが。

2026/04/07 (Tue.)

  • 昨晩は JST 関連で担当者が統数研まで来たので、その流れで誘われて飲みに行ったが、3時間飲んで結局ゴルフの話とか酒の話とかそんなのばかりでげんなりした。研究の話とか、そこまで技術的な話でないにしても研究業界の進むべき方針とか国策とか、もっともっと危機感を持って喋ったほうが良いことは色々あるだろうに。研究者は研究者で好きな研究をできるのは個人レベルとしては嬉しいことではあるものの、国・コミュニティとしてどういう方向に進むべきとか考えなきゃいけないのに、教員個人の生活・趣味レベルの話に終始しているのはちょっとどうかと思う。
  • 久しぶりに研究ノートを開いた。約50日ぶり (2026/02/19) だった。ボールペンが指に吸い付く感触すら新鮮になっている。書き始めてすぐに、これだ、この紙にペン先を押し付けている瞬間がないと物事がまともに考えられない、という気持ちを取り戻した。
  • 今日の午後は学生の研究のことをずっと考えて計算などをしていた。楽しい。他人の研究に積極的に時間が使えるほど興味を持てていることが、自分の内面の変化として喜ばしいし(当然トピックが僕に寄り添っているからという前提はあるにしても)、どれも勉強になる。

2026/04/06 (Mon.)

  • 立川に来た。シンガポールから招いていた学生は週末非常に体調が悪かったそうで申し訳なかったが、今日にはすっかり良くなったようで、ランチを一緒に食べた。会うのは去年僕がシンガポールに行った時ぶりか。元気そうにしていたし、話し始めてすぐに研究のディテールな話になったのも相変わらずで良かった。
  • 彼の研究の着眼点はいつも面白いし、本来なら loss function の研究を長くやっている僕がもっと良い研究をやりたい、と嫉妬させてくれるのだけれど、それでもやはり業界の雰囲気は気になるようで、理論研究が今後どれくらいまだ意味のあることができるのかが心配そうだった。僕からは A Unifying Theory of Distance from Calibration の話をしておいた。さしあたり理論研究が最も意義を持つ役回りは、問題のフレーミングだと思っているから。しかし彼の懸念は最もで、米中のみならずシンガポールでも、また知り合い伝手に聞く限りでは少なくとも韓国やスイスでも、若手が理論研究をやるのはもうほとんど無理。研究費を配る側からしたら当然だとは思うのだけれども、モヤモヤはしてしまう。まず、そんな国際的情勢の中で日本は相対的に理論研究者にとって生きやすい環境だと思うのだけれど、それは個人レベルでは良いとして、国家レベルとしてはますます今後斜陽まっしぐらなのではないか、と思ってしまう。理論研究にいくら意味があると信じていても、反射神経的に「研究者の好奇心という名の『遊び』にお金を費やしていていいのか」。でも一方で、諸外国が LLM 研究に圧倒的な資金を投入してみなが自分の本当にやりたいこと(があるのか知らないけど)を抑えて必死に LLM 研究に身を投じるのが、ミクロに見て本当に幸福に繋がっているのかはよくわからない。個人レベルの幸福感としてもそうだし、LLM って確かにすごいとは思うけれど、そんなに盲信するほど巨額の投資ができる対象なのか。社会・倫理的帰結を考えると結構怖いと思うのだけれど。逆に理論研究者としてはそこに逆張りするような理論を展開する活路は見いだせるのかもしれない。LLM の本質的な限界を明らかになるよう定式化し、そして研究活動のガイドラインを示すような。
  • そんな中、今日も LLM で 100% 生成した査読に出くわした。またもやシニアな教授。本当によくこんなことを正気でやれるなと思う。

2026/04/05 (Sun.)

  • 天気も良い、桜の時期でもある、とこれみよがしに彦根に出かけて花見に行ってきた。彦根に定期的に赴くようになって一年超、念願叶って彦根城に入ることができた。現存12天守閣の風格は圧倒的で、姫路城、松山城のような天守閣の美麗さが近づくことでなおのこと際立つ。桜のカーテンも大丸を埋め尽くしていて圧巻だし、人もそんなに多いわけではないのでゆっくり見れるし、来れてよかった。

2026/04/04 (Sat.)

  • たまたま3日で5コマも車校の教習が予約できたので、教習が一気に進んだ。1日に2時間も運転するとだいぶ疲れる。時間も意外に使っているので、仕事のほうがやや滞ってしまっている。リバッタルの議論をまとめないといけないが、area chair だと10本超えの論文を同時に見なければならず、しかもだいたいどの論文も著者と議論が揉めているので、裁定が大変。

2026/04/03 (Fri.)

  • 先週のフランス大使館での一悶着から今度はイタリア領事館にビザの申請に来て、ついでに梅田の公園まで足を伸ばしに来た。二年前にイタリア領事館に来たときはあまり印象が良くなかった記憶があるのだが、今回は面接のイタリア人が気さくな方で、親身な態度でビザ申請書類を処理してくれて印象がとても良かった。別に領事館が接客業をしてほしいとは思わないけれども、日常的に他者に接する程度の礼儀は持っていてほしいと思う。領事館はその国への「窓口」のようなものだから、領事館の職員の態度が悪いのはそのままその国への悪印象に直結すると思うのだけれど。
  • エリアチェア業務に少しずつ手を付け始めた。稀に自分の過去の論文をえらい丁寧に議論して拡張している論文に出くわすのだけれども、当の本人は5、6年前の論文に関してはもう熱が冷めてしまっているので、なんというか申し訳ないような気持ちになる。非常にありがたいんだけれども。ただ翻って自分の特定トピックに対する興味が長続きしないことは困ったものだと思っていて、それが一貫した研究テーマに繋がらない大きな原因だと思う。みんなどうしているのだろう。まあ自分自身の過去研究に満足しきってしまったら、それ以上研究する動機がなくなってしまうという見方もあるけれど。
  • ぼんやりとしていたら学生から履修登録希望の連絡が来たので、今期無事講義が開講されることはほぼ決まった。興味を持ってくれる学生がいるのは嬉しい一方で、初めての正規の講義ということでそこはかとない不安はある。

2026/04/02 (Thu.)

  • 今日もミーティングの合間を縫って講義資料を作り続ける。凸解析パートが終わりそう。凸共役の勾配の全単射性 (2024/06/07) の証明をきちんと追って書き起こした。途中で凸共役勾配のドメインが開であることを示すところだけ、(ブラウアーの不動点定理から従う)トポロジーに依存した高級な道具を使わざるを得ないポイントが一つあって、面白かった。閉とか開って数学を学び始めたときは大した違いではないように感じられるのに、勉強すればするほどとんでもないほどの違いがあることがわかってきて、自分が数学をやっていて特に面白いというか意外性が大きかった点かもしれない。

2026/04/01 (Wed.)

  • ひたすら講義資料を作る。Crammer-Singer loss の calibration analysis とかそういえば追ったことなかったし、細かいようだけれど下半連続性の同値な性質の証明もやったことがなかった。こういうのは地味だけど一度は手を動かしてさらってみると学びがある。